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全部は読んでないけど、全部を真剣に読む本じゃない。面白いし、シャレが効いている。「バカの河」というTV番組で紹介されていて、結末も全部きいているから、全部読む気にならないのかな。
ネタとして、知っていることはいいと思う。
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博品社の装丁がかわいくて好きだけど、簡単に手に入るのはこっちらしいので。
昔、NHKでアラマタ先生に剥製出されてこういう生き物がいるって信じてました(笑)
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昔ちらっと読んでネタであるとは認識しつつも、ここまで壮大に一つ一つのネタデータを挙げられると、もうハナアルキを飼育するしかないです。挿絵も必見。愛すべきUMA。
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内容(「BOOK」データベースより)
1941年、日本軍収容所から脱走した一人の捕虜が漂着したハイアイアイ群島。そこでは鼻で歩く一群の哺乳類=鼻行類が独自の進化を遂げていた―。多くの動物学者に衝撃を与え、世間を騒がせた驚くべき鼻行類の観察記録。
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大学生のとき読んだな、これは。
面白いです。鼻行類という新種発見のおとぎ話。
読んでるとき、こんな種類の生物がいるのと聞かれ、
そうそう、新種発見されたと答えてしまった。
読んでるうちに、あー、これはしまったと思ったけど。
科学的知識を扱う本には要注意?!ってことをいいたい面も
あったのかなあ。
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本当にこういう生物がいるんじゃないかと思わせるくらい、さも当たり前の顔をして生態について淡々と語っている。それが面白くもあり、もう少しふざけた方向に踏み込んだ表現でも良かったんじゃないのかなと少し物足りなくもあり。何にせよハナアルキが可愛いので、それだけで楽しめる。
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爆笑。
その生態の歴史もさることながら、参考文献「ネイチュア」(笑)とか、うっっっっかり騙されたくなっちゃう完成度に脱帽です。
ってか、ほんとにいたに違いない(笑)!
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あたかも本当に研究してきたかのような説明に、その存在を信じたくなる。
絵だけみれば明らかに創作なんだけどね
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見事なエンターテイメントである。世の中にはいろんなこと考える人がいるんやなあと思います。
とてもマニアックな本やけど、とてもイイ、です。
しかしハードカバー版で読んだ方が、雰囲気でて楽しいです。笑
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ハイアイアイ群島で発見された鼻で歩く哺乳類に関しての学術論文です。この論文が印刷される直前、核実験の影響で地殻が歪み、ハイアイアイ群島は研究所、研究者、写真や標本などと共に海に沈み、ハナアルキたちは絶滅してしまいました。甚大な損失が悼まれるのですが、この本が上梓され、詳しい生態と豊富なイラストによって私たちはこの奇妙な哺乳類ハナアルキを知ることが出来るのです。 フィクションですけどね(笑)ハナアルキたち造形の面白さは格別。だって、鼻で歩くんですよ!読まなくてもいいから、イラストだけでも楽しんでみてください。架空の物を紹介すると云うスタイルは本当に遊び心をくすぐります。未来から届いた古書目録を紹介する「らくだこぶ書房21世紀古書」とか、映像作品の「スキージャンプ・ペア」もその系列ですね。
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1941年、日本軍収容所から脱走した一人の捕虜が漂着したハイアイアイ群島。そこでは鼻で歩く一群の哺乳類=鼻行類が独自の進化を遂げていた――。多くの動物学者に衝撃を与え、世間を騒がせた驚くべき鼻行類の観察日記。
(紹介文より)
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「Re-born はじまりの一歩」というアンソロジーの中の「コワリョーフの鼻」(中島京子著)に出てきた本で、ずっと読みたいと思っていました。
軽く学術書ちっくだったので大分流し読みしてしましたが、面白かったです。
鼻を色々な形に進化させた鼻行類。
鼻で歩いたり、鼻汁で餌を釣ったり、鼻を花に擬態させたり…と、“それ、もはや鼻じゃないでしょ(笑)”というのも何種類かいましたが、彼らの生態についてこれ程細かく説明されるとその存在を信じたくなっちゃいます。
それから、NHKのサイエンス番組みたいな感じでそれっぽくCG映像化したら実に面白くなりそうだなぁと思いました。
挿絵を眺めるだけでも楽しいと思うので、興味のある人はぜひ手に取ってみてください。
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大真面目なウソっこの本。だけど、、、そうだと判って読んでいても、めくるめく鼻行類の世界に魅了されてしまう。案外と風刺の意味も込められてるんじゃないかと思うんだけど、真相はいかに?
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実際には存在しない生物「鼻行類」の生態を至極真面目に書いた本。
・・・うん。だからなんなのだ、と。
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鼻行類という哺乳類の新しい目(生物学の分類は界・門・亜門・綱・目・科・属・種からなり、無脊椎や魚類ならまだしも、陸上の脊椎動物の親目創設は稀有)の発見報告がもたらした衝撃は記憶に新しい。
本書は鼻行類に関する包括的な研究結果をまとめたもので、鼻行類研究者にとっては、バイブルである。
不運な事故により、ハラルト・シュテュンプケ氏と氏の所有した鼻行類に関する貴重な資料は永遠に失われてしまったが、鼻行類に関する氏の包括的研究結果の功績の偉大さが失われることはないであろう。また、日本語への訳者である日高敏隆氏と羽田節子の功績も忘れることはできない。
ヨーロッパでは鼻行類の分類方法や学名の命名方式において大きな議論が起こったが、日本では荒俣宏氏が『世界大博物図鑑・哺乳類篇』でわずかに取り上げている程度である。今後は日本の研究者たちによって、生物学的なアプローチは勿論、視覚文化的手法など、さらなる研究に期待したい。
最後に私個人としては「ハナススリ ハナアルキ」が一番のお気に入りである。あのマヌケな顔と、強力な粘着性鼻水を使って釣り(捕食)をするとは、生物の進化に驚嘆せざるを得ない。
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1941年、日本軍の収容施設から逃亡した一人のスウェーデン人捕虜が南海のハイアイアイ島に偶然漂着する。そこでは、鼻で歩く哺乳類「鼻行類」が独自の進化を遂げていた!
そしてこの本ではその不思議な哺乳類の生態が細かく記されている。ナメクジのような鼻で、泥の上を滑るように移動するもの、鼻汁で釣りをするもの、鼻に関節があって跳ぶもの。細いペンで書かれた学術書らしいイラストも合わせて、かなり詳しく説明がされている。それを読んでいるだけで胸がときめく。
はたしてこの奇想天外な哺乳類は本当にいたのか?途中まで完全に信じて読んでいたけれど、学会的にはフィクションとして笑われることが多いみたい。でも、それでも存在を信じたくなる、鼻行類はそんな魅力的な存在。
学術書然としているのに、あとがきがすごいよ、あとがきの一行目でぶっとぶもん。