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紙の本
誇大なる自己を抱えて
2000/08/31 16:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:加藤四郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラカン派の心理学者である著者が、現代日本のさまざまな事象について論じた評論集である。特に若者の心理を、サブカルチャーを引き合いにだしながら親しみを持った調子で書かれており、また心理学者の説を所々で参照し、説得力を増している。
私が興味を持ったのは、コフートの「誇大自己」を引用するくだりである。幼児期に得られる自己についての万能感「誇大自己」が、青年期になるまでに壊されず温存されることで、自分の特別さにすがろうとする現代の若者が出来上がる、ということであり、若者の心理をよく説明できていると思う。
自分の存在に不安をもたざるを得ない現代の若者の心理を鋭く突いており、老若問わず読むに耐える一冊である。
紙の本
1999/9/1
2000/10/26 00:18
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投稿者:日経PC21 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は電子メディア空間を「母親の胎内」と呼び、若者たちの自己は、その中で多元性を帯び誇大化していると指摘。「ドクター・キリコ」事件や、著者・香山リカあてに来た「私だけが苦悩している」と訴える電子メールの山から、現代の若者のこころの姿を分析する。
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