コーポレート・インフォメーション・ファクトリー 企業情報生態系の構築と管理 みんなのレビュー

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投稿者：ブックレビュー社　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「コーポレート・インフォメーション・ファクトリー」とは，ビジネスの意思決定に必要なデータを，取得，蓄積，加工，提供する，一連のプロセスとその支援技術の総称である。「データ・ウエアハウス」の基本的な考え方はそのままに，より包括的に，より実践的に再構成したものである。コーポレート・インフォメーション・ファクトリーの主要な構成要素は，経営データの分析に利用する「データ・ウエアハウス」，「データ・マート」，「オペレーショナル・データ・ストア」，「統合/変換レイヤー」，「メタデータ・リポジトリ」，「アプリケーション」などである。
　本書は，こうした構成要素ごとに，最新の考え方を踏まえた構築方法やよく起こる問題点などを解説している。情報系システム，特にデータ・ウエアハウスの企画や開発に携わる人には，データ・ウエアハウスの提唱者であるビル・インモン氏の最近の考え方に触れるいい機会だろう。内容は比較的平易だ。
(C) ブックレビュー社 2000