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「センスオブワンダー」の著者であるレイチェルを知っている人はぜひ読んでください。きっとメイン州のレイチェルの家に行ってみたくなります。
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「センスオブワンダー」の優しく美しい文章と
「沈黙の春」の攻撃的な文章と
…どうしても自分の中で、しっくり馴染まず、ホントはどんな人なんだろうって、ずっと引っ掛ってた。
小学校の図書室で見つけて、子供向けならサクッと読めていいかも…と借りてみた。
子供向けとは思えない程、淡々と面白味もなく彼女の生涯が綴られてて、
どっちが本性?的な納得にはならなかったけど
あぁ~、そういう生涯だった人ね。とフラットに受け取れた。
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レイチェルカーソンの伝記。
センスオブワンダー=ふしぎさに目をみはる感性。「沈黙の春」で、湖水のスゲは枯れはて、鳥は歌わぬと農薬による環境破壊を訴える。科学的な才能と文学の才能を併せ持つ女性。未来を見る目を失い、現実に先んずるすべを忘れた人間のゆきつく先は自然の破壊である。
人間と人間と関係だけでなく、大切なのは人間とほかのあらゆる生命体との関係。科学は半分の真実という気休めの薬を人々に飲ませ、その一方で生命と生命が織り成す網を破っている。
科学者のあり方、生き方を問う。ぼくは、うるっとしたよ。
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ちょうど良い具合の詳しさ(対Wikipedia)。
努力家だし,文筆の才は小さい頃から,仕事が丁寧,「沈黙の春」ばかりではないこと。
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「沈黙の春」の、という枕詞が必ずつくレイチェル・カーソンの伝記だが、実は私は「センスオブワンダー」しか読んだことがなかった。だが、そのおかげか、環境活動家のイメージではなく自然を愛する人間として、彼女の眼差しがどう育まれたのか素直に深く理解できる素晴らしい本だった。
前書を読んだ際に、姉とその娘さんをも早くに亡くし、姉の孫であるロジャーを引き取ったことは知っていたが、母マリアカーソンと仕事や家事を協力分担しながら家計を支え、執筆を続ける姿は壮絶だ。
公務員としての昼間の仕事をしながら、海のことを調べて書き続けたのは、しかし経済的な面もあっただろうが、海や自然への情熱があってこそなのだろう。「沈黙の春」を執筆した時に至っては、執筆業に専念していたとはいえ、病気を抱え、幼いロジャーを抱えていたのである。そんな中で、農薬のことを書かなければという焦りと、正しい情報を発しなければという正義感に板挟みになりながらコツコツと執筆していたことを知り、完成した場面でほっと胸を撫で下ろすとともに、些細な仕事や家事を言い訳に、何も創造的なことをしていない自分を反省。伝記って、大人になってから読んでもこんなにも刺激を受けられるのだと初めて知った。
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「自然について調べ、学び、その美しさや不思議を描き続けたレイチェル。彼女が愛したもの、戦ったものは何だったのでしょう。」