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だいぶ前に読んだので、ほとんど忘れてる。
ところどころ面白いところがあったが、全体としては非常に難しかったような印象がある。
第一世代システム理論の原点ということで、なんとか忍読した。
制約理論・認識の階層構造について書かれているところがあったような、、、
そこは、まあ、有名だし、読む前から知ってるし。
多分、読む前から知っている箇所しか理解できなかったのでは。
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今読むと内容の古さと詰めの甘さは否めない。でも、この本を初版の頃に読んだら衝撃的だったろうな、と思う。
システムデザインに関連する話題を一通り読むことができる。各章での指摘はかなり本質的であり、今でも色褪せないものが多い。
登場する各分野の理論や研究等については概論レベルまでで、専門書のような具体論には踏み込まない。
なので、詳しい人には全く物足りないだろう。逆に知らない人には抽象的な話と、読みにくい文章が相まって難解かも。
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20110110読了。
去年読み始めた。去年一年で最も影響を受けた本。
また何度も読み返したい。
システム論についての本。
人間の情報処理システムから、組織論、デザインプロセス、自然と人工物の違い、複雑系などから多面的にシステムについて語る。
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自然と人工、システムがサブシステムを抱える話、集権分権、全体・還元、読みたいものが盛りだくさんに詰め込まれていた点では凄く面白かった。
ただ、結論としてこの本を通して何を伝えたかったのかが、自分には伝わってこなかったように思う。
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古典的名著とのことらしい。心理学、経済学、デザイン、複雑性などの視点から、人工物の化学について検討されている。いまだと違う点もあるが、含蓄深い本だった。
印象に残ったこと:
ホメオスタシスとフィードバック、探索と満足快、内部環境と外部環境、内部は単純であとは長期記憶と外部記憶により複雑性が生まれる。
組織にしろ人体にしろ会社にしろ社会にしろその仕組みにはどれも似た要素があり、それらをデザインしていく上でお互いに参考になる部分はたくさんある。複雑にみえても、本質はシンプルに描きうるなと改めて思った。複雑なものも階層展開していけばいい。
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・ものの見事にさっぱり判りませんでした^^;
・辛うじて理解できたのは、もともと知識があった箇所だけという体たらくで、まったくダメダメでした。
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階層構造だからこそ理解できるのか、
階層構造である部分しか理解できないのか。
人間の認識の限界はどこにあるのだろう。
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[ 内容 ]
「人工物の科学はいかに可能であるか」本書は必然性ではなく、環境依存性―「いかにあるか」ではなく「いかにあるべきか」―に関与するデザインの諸科学、すなわち人工物の科学(The Sciences of the Artificial)の本質を明らかにし、その可能性を問うものである。
[ 目次 ]
1 自然的世界と人工的世界の理解
2 経済的合理性:適応機構
3 思考の心理学:自然と人工との結合
4 記憶と学習:思考に対する環境としての記憶
5 デザインの科学:人工物の創造
6 社会計画:進化する人工物のデザイン
7 複雑性に関する諸見解
8 複雑性の構造―階層的システム
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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自然科学における物理法則や数学定理のように、
およそ一般的に正しいと言える規約が、
人工的なモノに対しても存在するのだろうか?
というのが本書の根源的な問いかけである。
これまでは、組織や建築デザインなどは、経験則だけが頼りで、
科学的に分析できない、というのが当たり前であったが、
今日のコンピュータの進歩によって、モデリングしてシミュレーション
することにより、科学の対象として扱える可能性が高まってきた。
デザインにおいては、モジュール化、自己組織化、などが
キーワードになってくる。
など、結論だけ書くとありきたりな感じだが、
本書の洞察は、30年以上前のものとは思えないほど新鮮で、
現代に通用する普遍的なものがある。
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ノーベル経済学賞を78年に受賞したハーバートサイモンによる、人工物に対する科学のあり方についての著書である。率直に読後感としては難解で何をいいたいのかわかりずらかった点である。少なくともミクロ経済学をかじったことがあったため、経済学に関する記述は少しは理解できたものの、。。。
・自然科学(自然物) vs 人工物に対する科学、人工物=内部環境と外部環境のインタフェース
・記号システム:合理的な人工物
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複雑なシステムについての重要な理論をうちたてるひとつの道は、階層化の理論によるものである。我々がこの自然界で観察する複雑なシステムの大部分は、階層的な構造を呈している。理論的に言えば、複雑性が単純性から発展していく世界においては、複雑なシステムは階層的であると考えることができる。階層は、その行動を非常に単純化する特性、すなわち準分解可能性の特性を持っている。その準分解可能性は、複雑なシステムの記述を単純化し、そのシステムの発達や再生産に必要な情報をいかにして適度に貯えられるかとうことの理解を容易にすることができる。
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1978年、意思決定の理論的・実証的研究によりノーベル経済学賞を受賞したハーバート・A・サイモンが書いた本で、人の手が入ったいわゆる“人工物”にも自然科学同様に一定のパターンが見られるかについて考察がなされている。
正直、自分には難解すぎて、とても理解できるレベルには至らなかった。
その中で多少なりとも関心を持って読むことができたのは、第8章「複雑性の構造-階層的システム-」。
“複雑なシステム”とは、多様に関連しあう多数の部分から成り立つシステムで、全体は部分の合計以上のものである。
構成する個々の部分がそれ単体では存在しないような相互的な関係にあり、生物学で言えば「核・細胞膜・ミクロゾーム・ミトコンドリア→細胞→組織→器官」、物理学では「素粒子→原子→分子→巨大分子」や「衛星系→惑星系→銀河系」のような関係同様、人間が作り上げた“社会システム”においても「家族→村落・部族→より大きな集団」のように、複雑なシステムはしばしば階層的な形態をとる。
このような階層的システムは、同規模の非階層的システムに比べてはるかに短時間に形成されるという。
その他にも「安定した中間形態」や「準分解可能システム」などについて考察がなされているが、いかんせん話が抽象的すぎる(法則を見出し、それを抽象的に表現するのが学者の役割なのだから仕方ないのだが)。
この本だけでは理解が進まなかったので、いろいろ関連資料や具体的事例を見つけるべく過去に読んだ書物などに再び目を通すことができたのが個人的な収穫。
かの野中郁次郎もサイモンに大きな影響を受け、彼の主張する情報処理理論から出発し、情報創造、そして知識創造という理論に辿り着いたのだという。
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自然における全てのシステムの解釈、人工物における仕組みの話。どちらも凄く深い内容で勉強になる。形而上学に辿り着いていたら、膨大な関数リストになるのだろうか?
たった一節読むのに数時間かかることもザラなので、長い時間をかけて読むべき本なのか。
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この本の価値は第6章「社会計画:進化する人工物のデザイン」にある。35ページに過ぎないが、神がかっている。
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wired・システム、ネットワークと情報・6位
mmsn01-
【要約】
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【ノート】
(wired)
「人工物=Artificial」を科学することは可能かという問いから発する「システム論」の基礎文献。経済学、政治学、コンピューター工学を駆使し「システム」の本質に迫る。