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暗号化によるセキュリティ対策ガイド コンピュータ犯罪者から重要機密や個人情報を守る みんなのレビュー
- Pete Loshin (著), エクストランス株式会社 (訳), 笠野 英松 (監修)
- 税込価格:4,950円(45pt)
- 出版社:翔泳社
- 発行年月:1999.6
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紙の本
個人情報の保護に必要不可欠な暗号化技術とその実際の製品での使用方法を詳説
2000/10/06 15:22
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
インターネットを利用する際に自分の情報を守るために必要な暗号化技術について,その仕組みに関する基礎的な解説と,主要なWWWブラウザーでの適用例を詳説した本。原書は1998年刊の「Personal Encryption Cleary Explained」(著者はPete Loshin氏,Academic Press)であり,やや情報が古い。特に前半部は(第1章「デジタル世界の危険性」から第4章「安全な暗号化システムの構築」まで)はPGP(電子メールの暗号化規格/ソフト)などの解説書では必ず触れられている内容で,筋立ても含めて新味がない。しかし解説がていねいなので初心者にも分かりやすく,類書で挫折した人には十分お薦めできる。
本書のキモになる後半部分では,実際のWWWブラウザーや電子メール・ソフトでのセキュリティー設定の方法について解説している。Eudora,Outlook/Outlook Express,Netscape Communicator/Navigator/Messenger,Internet Explorerなどのソフトでの暗号化や電子署名の設定を,豊富な画面例を使って詳説している。こうしたセキュリティー関連の機能の説明はマニュアルではなぜか記述が薄いことが多い。暗号自体の説明とディジタル署名の取得の手続きといった,ソフトの機能には直接関係ないことを説明するのを嫌がるためかもしれない。せっかくのセキュリティー機能を,設定の意味や方法が分からず使っていないユーザーには非常によい解説に仕上がっているので,ぜひ一読されることを勧める。
逆に「暗号化による」と銘打っている以上しかたがないかもしれないが,最近話題になっている,ソフトのバグやセキュリティー・ホール,ウイルスによる個人情報の漏えいについて記述がほとんどない点は不満だ。原書が1998年刊ということで,暗号技術の標準化に関する記述は古く,取り上げているソフトのバージョンも2つくらい古い。インターネット上の資料を示したURLには,すでに利用できなくなっているものが見受けられる。現時点では4500円という価格は高く感じる。
(C) ブックレビュー社 2000
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