投稿元:
レビューを見る
すべてはここから始まった。金キラのどぎつい表紙だけど、よく手に取った、自分!とあの時の自分を褒めてあげたい。
投稿元:
レビューを見る
ピスケン(ヤクザ)、軍曹(自衛隊員)、ヒデさん(政治家秘書)が巨悪に立ち向かう、と。
ピカレスク書かせたら右に出るものはいないと思ってます。
投稿元:
レビューを見る
長編悪漢小説『きんぴか』シリーズの第一巻だ。この題にある『悪党』、確かにそれぞれに『悪党』と呼ばれる経歴ではあるのだが、読了後にとても好印象が残る。この三人はそれぞれに直交するような、全く別々のアイデンティティを持っているように思えるが、芯の部分には同じ物があるのかもしれない。三人とも共通して純粋なのだ。純粋すぎて、今の時代にそぐわない。ユーモアたっぷりに描かれているが、そこはかとなくもの悲しさが漂ってくる。浅田次郎らしい作品だと思う。
投稿元:
レビューを見る
多分、一番最初に読んだ浅田次郎作品。
主役3人が大好き。というより、出てくる人間全て大好き。笑いあり、涙ありで十分に楽しめます。何度読んでも面白い!
投稿元:
レビューを見る
実は浅田さんファンで本はほぼ持っているのですがその作品の中でも一番好き。
痛快コメディに近い気がするが終わりが切ない。
投稿元:
レビューを見る
おもしろかった!浅田のおもしろさがすごい出てると思う!
切ない部分もあって、そんで笑える!大好きです☆
投稿元:
レビューを見る
社会の汚い部分によって社会的に抹殺された3人が自分を抹殺し
た人・組織に対して復讐を繰り広げていく.簡単に書いてしまう
とあれですが,この辺はさすがは浅田次郎で3人のキャラがすご
い立っているので面白いです.
軍曹の笑い話の所は,笑いが我慢できず電車の中でクスクス笑っ
てました.
2008.08.15(Fri)読了
投稿元:
レビューを見る
立場も性格も事情も何もかもが違う、汚い心の人間に陥れられた3人の悪党。
こんな3人を引き合わせた向井刑事。
4人ともそれぞれの価値観、譲れない信念をもっているけど、根っこのところは共通して純粋なんだと思う。だからばらばらの4人だけど1つになれるんだなぁ。あと、世の中に一発かましてやろうというスタンスが好き。
それぞれの仕返しはどれもこれもスケールがでかくて、かといって利益や名声に関しては潔くてとても清々しい!一気に読める作品。
投稿元:
レビューを見る
知人に薦められ読んでみることに。曰く、
「漫画みたいですらすら読める。それで
いて考えさせられるところがある」との
ことですが。
シリーズ物なので(3冊ある)考えさせ
られるところはまだ少ししか出てきてい
ないような気はしますが、確かに漫画の
ようにさくさく読めます。
投稿元:
レビューを見る
ピカレスクロマンはいいね。
なんか、すごくかっこいい。
一芸だけに秀でた者が集まってなんかやらかす。
いいね。
投稿元:
レビューを見る
昔かたぎのヤクザ、海外派遣反対の自衛官、汚職事件の罪をかぶった政治家秘書の3人が
超法規的立場で勧善懲悪を行う小説。
勧善懲悪といっても、第1巻は本人の恨みを晴らすだけで終わってしまってるけど。
ウケを狙ったドタバタ劇が多いんやけど、笑のツボが違うのかあまり笑えなかった。
投稿元:
レビューを見る
元ヤクザと元官僚と元軍人 そして3人を集めた元刑事
おまwww
こんな化学反応危なすぎるwwww
面白すぎてガシガシ読めちゃいますwwww
投稿元:
レビューを見る
軽快にさっくりと読める娯楽性の高い小説だと思います。一般的に楽しめる部類の作品。
ただ…私のツボには合わなかった。おもしろいね、だから?それで?ってかんじにとらえてしまう。
一般的にここで感動して笑えてっていうのはわかるんだけど、どーも私は浅田さんの作品は微妙に肌が合わないらしい。
続きを読むかどうか迷い中。
投稿元:
レビューを見る
刑期を終えて出てきたヤクザ、日米安保理にただ一人反対した時代錯誤軍人、元議員秘書くずれの冷静な男。
三者三様の人生をころがりおち、たどりついたのはひとりの元刑事の元。
このまったくそりの合わないと思われた三人は、意外にいいトリオとなって、世の悪漢に対して正義と私欲で立ち向かう。
誰もかれもが不器用で、まっすぐで、損ばかりしている。
だがそのまっすぐな生き方に憧れてしまうのは自分だけではないだろう。
こんな人が実際にいたら、傍から見る分にはいいが、関係者にはなりたくない。
しかし、それでもこの人々に憧れてしまう……。
シリーズものの第一作。
投稿元:
レビューを見る
主人公となる3人、坂口健太、大河原勲、広橋秀彦は現代においてはいささか時代遅れの個性を持つ。昔ならこうした個性は褒められこそすれ、決して笑われるようなことではない。しかし忠節を誓ったり、正直に生きたり、義理を重んじたりすることが彼らをヒーローにするどころか、かえってピエロに見せてしまう。浅田氏はそうしたアイロニーに満ちた状況をユーモアを持って滑稽に描くことによって、現代の歪な価値観が生む悲哀をあぶり出す。楽しくも悲しい小説。
5点満点中5点を文句なしにつけます。
浅田次郎氏は稀代のストーリーテラーです。