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マントを靡かせて白い歯をキラリと光らせる小西…何者だあんた(笑)
「俺」とか言ってるし何か絶対的な水軍力と自信があるようだ。そして皆小西の一挙一動を見守りすぎだ(笑)
洋装好きが皆の常識になっちゃってるとか旗艦の名前が「ドン・アゴスティーニュ」だとかハッスルしすぎで面白すぎる小西。
高麗側の視点と交互に進みますよ。
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朝鮮出兵の小説はあまりない。
これは創作の物語で、朝鮮での日本の忍の裏の壮絶な闘いを描く。
読み物として面白い。
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慶長の役を日本側・朝鮮側からと交互に展開していくストーリー。
朝鮮水軍の将・李舜臣を暗殺しようとする藤堂高虎(の忍)と、それを阻止しようとする小西行長(の忍)の戦い、がメイン。
荒山氏の長編処女作ですが、荒山作品の主成分であるトンデモ朝鮮人は出てきません。
いやむしろ、「海将」がそのまま成長しちゃったそのくせ何故かポルトガル海軍司令官の制服を着こんでる小西と、ペットの仔豚をいつも小脇に抱えてる清正や、あと信仰心からよくないハッスルをしてる危ない高山右近とか…そんな諸将のキャラ設定に、いちいちwwwてなる。
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朝鮮を恨み、日本のために闘う元キーセン。
日本人を憎みながらも、日本人を愛してしまう朝鮮の女。
朝鮮に下り、朝鮮のために闘う日本の武将。
日本のために、朝鮮を勝たせようとする武将。
さまざまな立場の人間達がそれぞれの思惑を胸に生きる。
その一人一人の行き方や生い立ちが丁寧に描かれている。
朝鮮の人物・役職・地名には朝鮮語のふりがな。
著者はこの作品のために韓国に留学したそうで、
朝鮮サイドのこともしっかり書き込んである。
登場人物の名前や特技に山田風太郎の影響が見られ、忍法帖風味のバトルが繰り広げられる。重要な登場人物でもある李舜臣は特殊能力をもたない悲しさで超人バトルには参加できず、水戸黄門状態でお付きの人たちに守られつつ、目的地まで旅をする。もうちょっと李舜臣の活躍が見たかった。