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一人前のどろぼうになるためには、たったひとりで旅をしてだれもがあっとおどろくものを盗んで帰ってこなければならない。それが、世に名高い“シュラムシュトックベルク盗賊団”の、どろぼう修行だ。
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今までで読んだ本の中でも面白かった。特に冒険やいろいろな感動(?)等が良かった。僕は盗賊団になりたいという訳ではないけど、こういう、デッカい冒険をして見たい。
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シュラムシュトックベルク盗賊団の孫マックスは、盗賊としての腕前が全く駄目で、のちのち盗賊団の跡を継いで長老になるべく存在なのに、これではいけないということで、修行の旅にでることになった。
旅の途中で、竜に会った男爵がいることを知る。このテーオパルト・フォン・グリュック男爵が持っている「竜の涙」の水晶の玉を盗むことを、今回の旅の目的と決めた。
男爵の城に到着したマックスは・・・・・
盗賊団から旅立つまでの長老たちの行動が面白い。
そして、「修行の旅では現金を盗んではならない」などと掟がたくさんあるんですが、それを守りつつ、掟のとおりにしてて良かったなーって素直に思ってたりするマックスは、物語の主人公としては地味ですが、お話はとても愉快です。