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おもしろかったし興味深かったけど、ちょっと、寂しかった…。 でも、トゥーリッキの挿絵がすばらしかった。モノクロなのにこんなに素敵なのが信じられない。
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トーベ・ヤンソンとトーベの母ハム、そして友人のトゥーリッキとの
島暮らしの記録。
大きな岩を発破し、小屋を建て、漁のために網を張る。
何でも自分たちでやってしまうバイタリティに驚きます。
北欧では6週間〜2ヶ月の長期休暇がとれることが多いそうです。
その間、湖や海辺など、水のほとりで過ごすのだとか。
日本では此処まで自分たちですることはないかもしれません。
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トゥーリッキの絵が素敵。
あこがれるけど、きっと彼が描くからここでの生活も人にあこがれられちゃうようなものに感じるのかな。
でも大好きな本。
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ミーハー故に映画「かもめ食堂」を見て以来、フィンランドが憧れの国の一つであり、まして著者はムーミンちゃまのトーべ・ヤンソン様でもあり、密閉された無人島生活の本でもありで、魅力的に思わないはずがない。
三人の女たちは、人の手を借りて家を造り島(と言っても岩礁!)で生活する。
そこに描かれているのは、緩やかな時間だけでなく、妥協しない自然との共生。
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長らく枕元に置いていましたが、読み終わりました。
大傑作とか、深い思索にダイビングという本ではないです。
実際の生活がかなり織り込まれたフィクションで、
細切れの航海日誌のような短い小説です。
トーベ・ヤンソンという事で点が甘くなった部分もあるんですが、
とても好きな本です。
読んでいてとても小ざっぱりした気持ちになります。
最後に島の全景の写真が載っていましたが驚きました。
ほんとうに小さい、大波には全て
洗われてしまうんではないかという小さな島(ハル)、
その起伏に身を縮めるように立てられた家。
憧れるけど、この小島に一夏は怖いかな・・・。
読み心地は『この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ』
を思い出しました。
あー気持ち良い読書でした。
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トーベ・ヤンソンのクルーブ島(ハル)についてのエッセイ。
ちょっと前に、NHKで北欧特集をやっていた。
トーベ・ヤンソンが暮らした島があり、申し込めば島にある小屋に泊まれるらしいと聞いて、びっくりした。そんな島があるのか!
そんな訳でこの本を手にとった。
静かだけど、なよなよ媚びたりしない文体が素晴らしい。自然と適度な距離を保ちながら暮らしていたんだな、と思う。
ムーミン谷、ちゃんと読まなきゃな。
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読むという感じる本、眺めると言った方が適切かもしれない。
著者の自然との細やかな共生が丁寧に描写される。
「午後11時、室内は25度。みんなでいろんな歌を歌った、そして寝た」
「ハムは早朝に起き出し、テントの外のベンチに座る。太陽はまだ低く溜まり水を這い、朝露にきらめく浜辺の野原を照らし出す。物音一つしない。彼女は海水の桶に両足を浸し、長い髪にくしをいれる。、そして一日が始まる。」
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「わたしは石を愛する」と冒頭で潔く言い切ってしまうヤンソンは言わずと知れたムーミンシリーズの作者。 島(石)と自由を愛するヤンソンの姿はムーミンシリーズの中のムーミンパパやスナフキンのそれと重なる。 水の苦手な私からしたら『四方に水平線しか見えない小さな島』での暮らしなんて想像したくもないけれどヤンソンたちにとっては私の方こそ想像したくもない『暮らし方』なのだ。
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即物的な描写が多く、淡々と文章が進んでいく。その中に、他のヤンソン作品にも共通して見られるアイロニーやふてぶてしさが垣間見えるのが心地よい。
自身が年老いてきたことを表す描写が印象的。特に「海が怖くなった」という場面は、淡々と書かれているがショッキングでもあった。
決して叙情的にはならずに、あくまで「記録」として描かれている文章。頭の中で島をイメージしながら読むと楽しい。
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ムーミンでお馴染みのトーベ・ヤンソンによるエッセイです。
夏を島で過ごす習慣が広くあるフィンランドで、ヤンソンさんも漏れずにその一人です。
街ではなく島に住むということの理想と現実を、芸術家ヤンソンの目で捉えられ、綴られた一冊。
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島暮らしをしていた頃のトーベ・ヤンソンの手記。
このような環境での生活が、彼女の感性を磨いたのだろうなあ。
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ムーミンの作者、トーベヤンソンが、母親、親友と島で暮らした記録。
島といっても、おそらく私たちの感覚では、少し大きな岩礁といった大きさ。
たまに魚を獲る以外、その島で自活することはできないような、少し大きめな岩礁。
その島の絵や、写真が何点か掲載されており、その小ささに驚く。
しかし、彼らは、その島に小さな小屋を作り、そこで暮らす。
そして、そこで、それぞれの創作活動を行う。
フィンランドが面する外洋は、北極の海。そこに襲う風はビューフォート風力階級もかなり上のほうのもの。
にも関わらず、彼らはそこに小屋を建て、サウナを作り、そして、それぞれが別々に捜索する。
彼らが吹かれる風は、おそらくスナフキンが一人でおさびし山に対峙して感じるときの風の強さ。
ムーミンパパの小説に描かれている、大嵐。
その圧倒的な自然のなかに、ムーミン一家の登場人物を置いてみる。
すると、緩い生活に浸っているように思える、彼らが、実は厳しい自然界のなかで、生き生きと生きられる存在であることに気が付く。
そんな彼らが生まれた背景が見えてくるような気がする。
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孤島の小屋に生活し、執筆活動を続ける。
波の音、風の音、海鳥の声、窓を雨が打つ。
隔絶された孤島でトーベヤンソンが思った事を書き留めたエッセー集かと思っていました。読むまでは・・・。
小屋の建設許可を得る下りから、建設途中のエピソードも含め、生活のあれやこれやまで、いろいろな人が登場し、今読んでいるのは誰の文章なのか?良くわかりません。芸術新潮の『トーヴェ・ヤンソンの全て』と照らし合わせて、登場人物を整理し読むと何とか・・・・。
1964年当時のホンダやヤマハの発動機の様子も書かれており、小屋暮らしでの自足具合が良くわかります。結構、ハードな島暮らしが垣間見えました。
ヘンリーソロー『森の生活』のようなものを期待していたけれど、少しジャンル違いでした。
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ヤンソンが遊びながら仕事をするための隠れ家としてえらんだクルーヴ島(ハル)の暮らしの記録。
いーなー。
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島暮らしのノンフィクションと思いきやフィクションも含まれているかもしれない、いずれにせよ文化の違いか?読みにくい。ムーミンの生みの親は不思議な人だった。