紙の本
ミステリーコーナーより
2001/02/05 17:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多島斗志之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多少ホラー的な要素も入った連作短篇集です。こどもが主人公になっていますが、最初からある程度連作を意識していたので、作品の統一感はあるでしょうね。この本の中からフジテレビの「世にも奇妙な物語」や「悪いこと」というオムニバス・ドラマの番組でいくつかのエピソードを映像化していただいたことがありますが、シナリオが原作にかなり忠実なので驚きました。映像なのに、ここまで忠実にしてしまって大丈夫なのか、と心配になったくらい。
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こんなに様々な危機や恐怖が潜んでいる少年の日常が、普段どおりのような何気ない口調で語られていく短編集。さり気なく織り込まれていくエピソードや破綻のない(あるいはシュールな)展開が面白いです。
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短編であるが故に少々無茶な展開が多すぎたように思える。
残り数ページとなったところで平穏な物語が一気に崩されてしまうようなそんな感じ。
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唐突におだやかじゃなくなる少年達の日常を集めた短編。
ある日会った人が変だった…というパターンが多い。変な人のバリエーションは豊富で妙にリアルで良いのですが落ちはなんだか唐突だ。
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中学生とか高校生ぐらいの少年たちが主人公で、でもかなりダーク。帯には「怖い!イタい!後味最悪!」と書いてあります。確かに(笑)。
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怖い。
何編かあるんですが、ホラーですな。
1編、怖くて飛ばしたものもあるし。
友達に借りたんだけど、私はこんな怖い本読めないよ。
GOTH読めるからって勧めないで。笑
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7話の短編からなる本です.
少年・少女故の純粋無垢な残酷さをおちに
もってきていますが,いまいちおちが弱いです.
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怖い!痛い!後味最悪!を前面に押し出した短編集です。
「言いません」
ラブホテルが多い裏通りを歩いてると、目の前のホテルから友達のおばさんが出てきた。その後おばさんは、彼の様子を見るために頻繁に現れるようになった。彼は、そんなおばさんに恐怖を覚えるのだが・・・。
「ガラス」
彼は、恋人の彼女に秘密を打ち明けられた。幼い頃兄をガラスで殺したと言うのだ。それ以降彼女は、割れたガラスに怯えるようになった。兄に復讐されるのでは?と恐れていた彼女は・・・。
「罰ゲーム」
突然の雨で初めて友達の家に訪れた。友達には、姉がいて友達は姉を相手にするなと言う。しばらくすると制服姿で姉が帰ってきた。とっても可愛らしい女性に見える。その彼女が彼にあるゲームをしようと誘った・・・。
「ヒッチハイク」
四日間で半島を横断しようと山を歩きに来た二人。二日目で挫折してヒッチハイクをして異動しようとした。車の通る道に出てヒッチハイクに成功した。車の持ち主は、男で彼女と一緒にドライブしてたようだった。そして彼らは、一緒にキャンプをするのだが・・・。
「かかってる?」
友達が伯父さんに催眠術をかけられたという。寒がりだった彼がまだ寒がらずにいるので催眠術にかかってるみたいだ。彼がいうには、寒がりを治す物の他にも催眠術をかけられたようだという。その催眠は・・・。
「嘘だろ?」
姉はもうすぐ結婚式をあげる。姉の夫になる人は、とてもいい人みたいだったが、ある日夕方の電車の中で電車を降りる彼をみた。その時、女子高生のスカートが切られる事件が起こった。姉の彼が犯人のようだったのだが・・・。
「言いなさい」
夕方教室に彼は呼び出された。ある生徒からお金を盗んだ容疑が彼に・・。目撃証人もあり、女性の担任と男性の先生に問い詰められるのだが、彼は自分ではないと否定を繰り返すのだが・・・。
え〜と・・・加納朋子を読んだ後にこれを読むとより一層に後味が悪いです。ん〜ちょっと山田祐介してるかな?面白さもちょっと足りない・・・。怖いものみたさでちょっと読んでみるにはいいかな?
あまりお勧めはしませんが・・・
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穏やかに過ごしたいと願う思春期の少年たちを主人公に,
描かれたブラックな演出に満ちた短編集。
ドラマ化された作品も2作あり,熱い要望に答えて新装版で復刊。
著者の表現力とブラックな演出を存分に楽しめる。
個人的に「言いません」,「嘘だろ」,「言いなさい」が良かった。
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明るい話ではありませんが・・・
読み始めたら止まりません!!
面白いです。
オムニバスになっています。
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後味が悪い。
題名は皮肉なのだろう。穏やかな生活を望む少年たちが巻き込まれる、穏やかではない日々のお話。
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少しおかしな少年たちの短編集。真相そのものがズバリ書いてない話が多いので読後にもやもや感が残る。そういうのがダメな人は避けた方が良いか。
あっさり読めます。
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不気味だけどなぜか続きが気になってしまう…
見た人を引き込むといった意味では良作だと思います。ただ後味わるいのでお気をつけて。
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うーん、これも見事なイマイチです。7本くらいの短篇集でしたがどの話も最後にオチをちょろっと貼付けただけのような。。。ただ、文章はとても読みやすかった。
裏表紙には驚異のドンデン返し7連発に乗り遅れるな!なんて書いてありましたがこれと言って見るべきところの無い作品でした。が、しかしこの作家の本命は単行本の「黒百合」。ブックオフで安く売ってたら即買いするんだけどな。これ以外に「私たちの退屈な日々」、「症例A」がまだ未読です。
あまり期待はしてないけど。
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【失踪中の多島斗志之さんの息子さんが情報提供を呼びかけ中】
身長170cm位痩せ身、
ぐるりとツバのあるサファリ帽・眼鏡着用の可能性高、
黒髪、ヒゲ(あご髭は白)
目撃情報などは息子さん(Twitterで @suzilard 宛 or ブログ<http://ameblo.jp/suzilard/>)か、伏見警察署 生活安全課 0756020110 へ