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著者の岸見さんの体験を交えた、
わかりやすい、温かい入門書。
アドラー心理学に興味を持ったらまずこれ。
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カウンセラーあんまり信用していないわたしですが(笑)、アドラー心理学については、けっこう信じてきた今日この頃。
カウンセラーといっても、いっぱいジャンルがあるので、どの心理学を学んでるかによって、きっとカウンセリングの方法や、考え方も違うのだと思います。
でも、学校カウンセラーには、アドラー心理学が向いているかも。
この本を読んでわかったことは、アドラー心理学は、決して子どものためだけのものではないということです。
ただ、本当に悪い人間は、やっぱりいて、その人たちに対処することはできるかというと、難しい部分はあるなぁと思います。
あと、ふっとねぇさんの本棚を見るとアルフレッド・アドラーの本が1冊。
あ、相変わらず気が合うねぇ。
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先に別の本を読んだんだけれど、あまりにも理解不能だったため、
Amazonなどでもっと簡単に書いてあるという評価がついていた
この本を購入しました。
新書だということもあって、すっきりみじかくまとまっています。
わかりにくい理由というのは
この理論自体も曖昧なところが多いからかもしれません。
理論がダメなのではなくて、各個人違うと仮定しているところが多く
そりゃ噛み砕くのに時間がかかるというものです。
でも、心理学本色々見てきましたが、
一番納得がいくような気がしています。
もう一冊買ったので、それを読んでから自分の中に落としていこうと思います。
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心の構造について述べるというよりも、
自己啓発本の一種といってよい。
主に不登校や非行青少年の事例を使って説明されているが、
果たしてそんなにうまくいくものだろうかと思った。
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アドラー心理学の根底にあるアドラーの人間観を説明したような内容。
アドラーの理論を体系立てて学びたい人には物足りないというか、期待はずれな内容だろう。
アドラーと言えば「育児」や「教育」というイメージだが、本書でもこれらについてかなりの紙幅が割かれている。
特に対人関係に注目し、対等な横の関係を築くことが健康なパーソナリティー
ひいては自分の人生の責任を終えるのは自分だけであるという主体性を養うことに繋がるとする。
論理療法に強い影響を与えただけあって、なんとも割り切った理論が並び、個人的にはあまり好みではないのだが
アドラー心理学を学ぶ前に、本書で彼の基本的姿勢を知っておくことは無駄ではないだろう。
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[ 内容 ]
日本ではフロイトやユングの名前はよく知られていますが、同じ時代に生きたオーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーの名前はあまり知られていません。
本書ではアドラー心理学の見地から、どうすれば幸福に生きることができるかという古くからの問いにアドラーがどのように答えようとしているかを明らかにし、どのように生きていけばいいのかという指針を示しました。
[ 目次 ]
第1章 アドラーはどんな人だったか
第2章 アドラー心理学の育児と教育
第3章 横の関係と健康なパーソナリティ
第4章 アドラー心理学の基礎理論
第5章 人生の意味を求めて
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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勉強しようとしない子どもに
あなたはやればできるのに、といったら
決して勉強をしないというのと
同じケースであるわけです。
そのような子どもたちは、
やればできるという可能性を残しておきたいのであって、
実際に勉強してできないという現実に
直面することを恐れるのです。
そもそも相手を理解することは不可能である、
とアドラーは考えているのです。
わかり合うことはできないですが、
それを前提としてなお
「他の人の目で見て、他の人の耳で聞き、他の人の心で感じる」
という意味での「共感」の重要性を説くところが
アドラーの真骨頂です。
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「感情をある目的のために使うのであって、感情が私たちを後ろから押して支配するとは考えません。」
同情を得たいから悲しみを創り出し、
同意を得たいから怒りを創り出していると書いてある。
えー、そんなことないと思うなあ。
確かに、そういう時もあるとは思うけど、
全てがそういうわけではないし、そういう場合はむしろ少ない気がする。
怒りは殆どの場合において、確かに打算的ではあるかもしれないけど、
悲しみは、無意識から出ていると思う。同情されたいかどうかは関係ない。
だって、誰にも打ち明けたくない悲しみだってある。
それは、明らかに、打算的ではないけど。
ってか、書いていて気付いたけど、もしかしてこの意見の反論は、
「自分で自分を同情するために悲しみを創り出している」
っていうことですか?自分で反論思いついてしまった(笑
えー、感情ってそんな打算的なものなんだろうか?
「褒めるというのは、能力のある人が能力の無い人に対して(中略)評価する言葉ですから」
えー(PART2)。そんなことないでしょう。
「すごいねー」っていう言葉は、褒めていると思うけれど、
これは、能力が高い低いは関係ない気がする。
課題の話については、自分と考え方は同じだった。
基本は、自分の課題は自分自身で解決するべきだし、結果も自分自身に責任がある。
誰かが、その責任を負うことはできない。そう思う。
この本にも、同じようなことが書かれていたけど、
一人では出来ないことは、協力をしてやることだと書いてある。
但し、共同の課題にして欲しいという依頼があり、相手が了承した場合に限るとある。
なるほど。確かに当たり前と言えば、当たり前なんだけど、
文章化されていると、かっちり認識できていいね。確かにそう思う。
P139の神経症についての見解は、フロイトとかと違う考えなのね。
ただ、俺は納得できない。自称神経症(私、欝なのとか告白する擬態うつとか)
の人は確かにそうだと思うけど、本当の神経症は、遺伝的要因が強いことが
証明されてるし、出来ないことの言い訳で、神経症だと言っているだけだ!
っていうのは、ちょっとねえ。まあ、そういう人もいるけどさ。
そういう人間は軽蔑する対象であるから、どうでもいいけど。
だって、そういう人間のせいで、本当に欝の人とかが誤解される。
P141のについて、トラウマはトラウマだと捉えなければトラウマではないと。
ううーん、じゃあ、無意識下で抑圧されていたトラウマによって、
行動が制限されていた場合はどう説明付けるんだ?トラウマだと
本人は捉えていない(というか、忘れてる)のに、行動が制限されている
のであれば、この定義は全てに適応できるものじゃないと思うんだけど。
コレも自称神経症の人のことでしょ?
確かに、私虐待受けてたの、だから人を愛せない…。とか言ってる人は、
これが適応できるだろう���ど、統合失調症とかを、これで定義するのはきつい気がする。
過去のトラウマはトラウマとして認めたうえで、少しずつ
社会と協調できないようなパーソナリティを修正していくべきじゃないの?
トラウマと認めなければOKみたいなのは、ちょっと厳しい気がする。
全体的に、分かりやすい。
最後の章は、自分で考えだした答えと同じだった。
自分の人生と、自分以外の人生。
バランスをとって、生きていかないといけないんだよね。
ちゃんちゃん。
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かなり読みやすくしてあるな、と感じられる本。
大学の教科書のような小難しい感じではなく、
アドラーの人と成りや、体験談などを交えて、
ざっくりと書かれている。
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初めて「アドラー心理学」というものを知ったが、とても興味深かった。主に原因論ではなく目的論というものを採用していること、縦の関係を否定していること、共同体感覚などが面白い。分析のための心理学ではなく、行動の意味付けのための心理学という感じがした。「法人」にこの心理学を適用すると面白そうだ。
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哲学的な心理学の本。「普通であることの勇気」「人生の嘘」などキャッチーな言葉で分かりやすい。もっと深く知ってみたくなった。
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岸見氏の教育講演を聴いたあと、はじめて手にしたアドラー心理学の本。
事例をまじえて、わかりやすく書かれています。
単なる学問ではなく、実践ができるアドラー心理学、子育てに行き詰まると読んでいます。
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子どもへの教育を念頭にした考えが多いように感じた。
縦の関係を否定する、とか。。
もう少し詳しい本を読んでみたくなった。
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アドラー心理学は、フランクル心理学に似ている。事実、本書でも、フランクルの言葉がしばしば引用される。アドラー派の心理学者の多くがナチスの手で滅んでいったのも、偶然ではないだろう。
本書は哲学者の岸見氏が書いているせいか、哲学的な様相がかなり強い。しかし、それは机上の空論ではなく、生きること、実存することから出発する実践科学であり、本書の指摘(ほめることの権威性や楽観主義と楽天主義の違いなど)は、まさに「目から鱗」な部分が多々あった。
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「第五章 人生の意味を求めて」に感動しました。
NPOなどの活動においても「一部の人たちだけを助けても、全世界を助けることにならない。そんな行動は無意味だ」的なことを言って、活動を阻害する一部の人が居ます。
本書では、「目の前に居るこの人を助けるため、全力を尽くすこと。それが、ひいては全人類を変えることに繋がる」と。
Room to Readのジョン・ウッドも似たようなことを言っていたと思います。出来ない理由を並べ立てて行動しないのではなく、今そこにある問題に対峙して「まずは、行動しろ」と。