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これは かなり古いものかと。
いわゆるリレー小説です。
圧倒的なインパクトと息つく暇無き超展開、
とまぁ ここまではよかったが…
オチ担当に絶望した!第三部完!
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堕天使!堕天使!この稀代の怪人は一挙に男女十数名を惨殺し、日本各地に花嫁衣裳の死体をバラ撤いた。警察の必死の捜査を尻目に、完全密室に殺人を敢行し、はたまた空中に雲散霧消したかと疑わしむるなど、その妖術はまさに千変万化。この恐るべき兇賊に狙われた人々の悲運…ところへ躍り出た義侠の名探偵がどうしてこれを黙過すべき、敢然奮起してここに知恵比べ腕比べ胆比べ、殺人鬼と雌雄を決する痛快壮烈の大活躍!!現代を代表する11人のミステリー作家による、リレー形式の「長編本格推理小説」800枚書き下ろし。
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リレー小説(二階堂黎人、柴田よしき、北森鴻、篠田真由美、村瀬継弥、歌野晶午、西澤保彦、小森健太郎、谺健二、愛川晶、芦辺拓)
執筆者が多いせいかちょっと散漫な感じは否めない。トリックも「そんなのアリかよ!」というものだし(笑)作者の手持ちのキャラを強引に(笑)登場させたり、というのは面白いんだけどね。
あとがきの、各々の作者が自分の書いた後の犯人の推理をしているのを読んで本文を読むともう一度楽しめます(笑)…途中でどんどん犯人変わっていくんだよね(笑)
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新世紀「謎」倶楽部著と書きましたが、その構成メンバーは
次の11人の作家となっています。
二階堂黎人、柴田よしき、北森鴻、篠田真由美、村瀬継弥、
歌野晶午、西澤保彦、小森健太朗、谺健二、愛川晶、芦辺拓
そして、この作品はこの11人の作家による、リレー推理小説です。
11人もの人数で推理小説をリレー形式で書くという、
大変面白い試みがなされております。
流石に11人もの人数ですので、何もかもが綺麗に繋がり、
そして綺麗に収まる、とはいっていないようにも思えます。
しかし、次々と書き手が変わり、視点が変わり、状況が変わる。
それ自体が非常に面白いと感じられました。
また、各作家の代表作の主人公が次々と登場するのも魅力のひとつでしょう。
生憎、私はそのほとんどの主人公を知らなかったのですが。
………
彼は最後になって、そのハトロン紙で包まれた小包を開いた。
中にはラベルも何もないビデオ・テープが入っており、一枚のメモが同封されていた。
《特ダネを君にあげよう。堕天使より》
メモには、ボールペンの字で、たったそれだけが書かれていた、
小包の宛名書きを確認すると、メモ同様、教養を感じさせる非常に達筆な文字であった。
………
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他の方の評価は低いようだが、面白かった。
ひとつの小説としては確かにイマイチかもしれないが、かなり興味深い。
各作者のむちゃぶり具合とか、なんとか収集つけようとがんばってる様が文章から読み取れる。
各作者の苦労がにじみ出ている。
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(執筆者)二階堂黎人・柴田よしき・北森鴻・村瀬継弥・歌野晶午・西澤保彦・小森健太朗・谺健二・愛川晶・芦辺拓
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試みは面白いし、事件の風呂敷の広げ方が、中盤まではワクワクさせられるものだった。
だからこそ、中盤~終盤にかけてのグダグダっぷり、さらにはあの結末には「ええ~……」という感がぬぐえない。
時間を返せとまでは言わないが、この無茶苦茶感は爽快ではない。
とはいえ、終盤になればなるほど整合性を保つのが難しくなるのであろう。
仕方がないのかな……
でも一編の事件小説としては非常にガッカリさせられた。
トリックも殺人の理由も「ハア?」というものだったし。なんだこりゃ、が正直な感想。
ただ、作者さん一人一人の力量はやはり大したものだと思いました。
よくぞまあ、ここまで繋げたな、と^^;
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11人の作家によるリレー探偵小説。
一遍ごとに小さな謎の解決があり、最終的にどう決着をつけるかの各作家の予想付。
試みも作品も面白かった!文庫に落ちてないのかな、これ…。
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11人のリレー小説。
打ち合わせなし、なので、ミステリとしては若干話が
蛇行している感じはある。
当然、みんな違う結末を想定して書いてるのだから。
が、それはそれで面白いし、ほとんどの作家さんを読んでる
私としては、色々な探偵さんがちょこちょこ出てくるのが
とても楽しかった。
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以前、「9の扉」というリレー短編集を読んで、その構想の面白さに惹かれ、同じく「リレー小説」を探し探して、辿り着いた一冊。発行年月を見て躊躇しましたが、「まずは、読んでみなけりゃぁ」とちょっと勇気を出してみました。
堕天使殺人事件と名付けられた事件は、残酷でグロいです。そして、こんなに先が見えないのは気味が悪く、引っ張られるしひねられるしで、かなり悩んだけど面白く読みました。
最後に各作家が「自分が書き終わった後の展開はどうなるのか」の予想が載っていた。それを読む限りでは、読者が惑わされるのは当たり前かと。。。。でもこの振り回され方は癖になりそうです。