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マンガ日本の歴史がわかる本 〈古代〜南北朝時代〉篇 みんなのレビュー
- 小和田 哲男 (監修), 小杉 あきら (画)
- 税込価格:586円(5pt)
- 出版社:三笠書房
- 発売日:1999/12/01
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文庫
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紙の本
マンガだが、子供には読ませられない
2006/03/29 21:12
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなりの徐福である。確かに伝説と断ってはあるが、徐福が米をもたらし、鉄器をもたらし、鉄器の製造が血なまぐさい争いの時代の扉を開いたというのは、トンでも説と呼んでいいだろう。子どもは読んだままを信じてしまうだろう。それなら神話と断って、古事記や日本書紀の内容を紹介するほうがまだよかった。
飛鳥時代あたりからは、定説を中心に話が続いてゆくかと思いきや、鎌倉あたりからまたかなり偏った見方の説を採っている。マンガで描かれているのは、政争とそれに付随する戦いがほとんどで、経済史はコラムで少し触れられている程度、文化史にいたってはほとんど無視されている。
全3巻というボリュームではいたしかたないのかもしれない。たとえば、石ノ森章太郎の『日本の歴史』は48巻で、現代史はまた別に7巻となっている。それでも描ききれていない上、こちらは学術的に描こうとするあまり、面白くない。面白くなければマンガにした意味がない。
正史ではないにしろ、横山光輝の『三国志』はたった50年を扱うのに60巻を費やし、それでもなお端折ってあることを思うと、日本史全史を描くには1000、3000という単位になると予想される。それだと、一人のマンガ家では無理な企画のように思うが、だれか企画してほしい。
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