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ワールド冒険ツアー 廉価版 みんなのレビュー
- ワールドみんわツアー編集委員会 (編), 上杉 久代 (絵)
- 税込価格:660円(6pt)
- 出版社:童心社
- 発行年月:1999.11
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紙の本
自然を守ることは、自然の掟、声に耳を傾けること
2000/10/27 11:41
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投稿者:望月新三郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山や森に入ると、いろんな音や、声が聞えてくるよ。ここは、安全かな。せせらぎの音がする 谷は深いのかな それとも危険かな。
ひとつひとつ確かめていくことが大切。
先にも沖縄の久高島でこんな体験をした。
この島は人口も少なく、したがって自動車などめったにあわない。海にせまる波、風の音が聞えてくるが、実に静かだ。笹のやぶの中に耳をすますと、カサ、カサカサと、小さな音が聞え、しだいに近づいてくる。さて、何だろうと、そっと待っていると、その音の主は椰子蟹であった。蟹の歩く足音が聞えてくるなんて、都会では体験できないことだ。自然があって、生きものと調和し、共存できることは素敵だなと思ったね。
さて、ならなし……ごく自然な森の中の静かではあるが、その中にある激しさ、を語っているのではなかろうか。危険を知らせる自然の音、リズムを、山の婆さまは聞く耳を持てよ、と教えてくれたと思う。
中国やモロッコなどで砂漠化の進んだ国は歴史をふり返ってみると、森林の伐採と無関係でないといわれている。私たちは、自然を森や山を地球という恒星として考えていきたいものだ。「ならなしとり」って、いいこと云ってるんだ。と考えていくと、山の婆さまの教訓もわかる気がするよ。
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