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高校生のころはSFばかり読んでいたのですが、一番面白くて印象に残ってるのがこれです。まさにセンスオブワンダーに溢れた話だと思います。読後呆然として続編もホーガンの他の作品も読みまくりました。久々にもう一度読み直したい。
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SF小説。全ては、死後5万年が経過した死体が発見されるところから始まる。この謎を解明すべく、人類の先端を行く技術者達が自分の専門領域から様々な仮説や理論を携え白熱した議論を展開していく。この作品の面白かったところは、ただ単に宇宙や未来技術を物語りに出してるだけではなく、科学的考察を正面から題材にしている点である。ある謎に対する仮説を証明しようとしている科学者達の様子が、現実と同じように再現されているため、フィクションと言えど現実味を帯びた物語になっていた。あたかも数十年後の世界を見ているような気分で読める、完成度の高い作品である。
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序盤の登場人物の紹介を乗り切れば、あとは目も眩むようなハードなSFの世界。
ハードSFの醍醐味が十二分に味わえて、かつ読後になんともいえない哀愁が漂います。
構成が面白いだけではなくて正確で深い知識に裏打ちされたフィクョンがもう垂涎ものです(ていうかフィクションだなんて思えません)
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シリーズ三冊読了。
SFなのにほとんど研究室内で話が進行する一冊目に惚れた。
ダンチェッカー、ガメニアン、スパコン萌。
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最後には謎が解明されるからミステリとしても読めるし面白い。最も答えは、最初から「星を継ぐもの」として用意されている。素晴らしいタイトルである(原題「Inherit the Stars」(1977))。本書には、読み進んでいくとワクワクさせる SF の醍醐味がちゃんとある。ほんとに素晴らしい。
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「人は何処から来て、何処に行くのか」、という普遍的なテーマをSFとして描いた作品ですが、「幼年期の終わり」と並ぶSFの最高傑作のひとつだと思います。
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2007/08/01購入。アニメなんかの影響でSFに興味を持って購入。程々に期待をもって楽しもうっと。
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はじまりは ? だが、一通りの人物の説明が終わると話は謎に向かって突き進んでいく。科学的知識がちりばめられているが、SFなのでどれがノンフィクションでどれがフィクションなのか自分には判断がつかず、なんだか置いてかれたまま話が進んでいった感じ。
だから星は4つ。話はとっても面白いですよ!参考文献があったらよかったなあ。
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月で見つかった死体の謎を探すSF。
派手に宇宙で戦うスペースオペラでもなく、メカメカしくもない、筋で読ませる正しくサイエンス・フィクションだった。
退屈な前置きや中盤が最後の結論に向かって盛り上がっていく様は圧巻。読んでいて徐々にのめり込んでいってしまう。
読み手に息もつかせず、畳み掛けるように提示されるオチは、今ではさほど目新しくもないけれど、この作品が30年も昔に書かれたことを思うと画期的だったのだと想像できる。
ずっしりとした良作。
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J.P.ホーガンの星を継ぐものを読みました。月面で宇宙服を着た死体が見つかったが、これは地球のどの国にも属していない人間だった。この死体は5万年前に死んでいたのだった。彼はどこから来たのか。そして、木星の衛星ガニメデでは全く違った宇宙船が発見された。この小説はSFなのですが、ミステリー仕立てになっています。少しずつ情報が解明されていく中で、いろいろな仮説が出ます。その中で定説となるものが、新たな発見によってまた揺り戻されていく、という論理の組み立てがすばらしい。ミクシィの友人のおすすめで読んだのですが、確かに面白かった。おすすめです。
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後半はもう止まらなかった。心揺さぶられる結末!新しい宗教観と言ってもいいくらいのもう一つの宇宙が、この本にはしっかりと存在してた。
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SFの名作です。30年近く前に書かれたとは思えない。むしろ現代に起こっている様々な問題を予言している様な内容。本で読んでこそ味わえるSFと言う感じで、映画化されないもうなずける。続編2作も読んで、様々な謎が判明していくのも楽しい。
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月で五万年前の人類が見つかる。その人の体と所持品から出身惑星を描き出して行く… というのが、動きがあるわけでもないのにぐんぐん引き込まれて行く面白さ。風呂で読もうと思って脱衣所に持ち込んでついページをめくり、そのあたりの描写は脱衣所で立ったまま読み終わってしまった。
しかし何よりはオチの力強さだろう。良質SF!
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SFの古典を読んでみよう、と言うかこういうビックタイトルを今までほとんど読んでなくてよくSFファンとか言えたよな、自分…と言う事で。この頃少しずつ読み始めております。
本日東西線が強風のため途中駅で停止を余儀なくされ、本来であれば行き・帰りでぴったり読み終わるはずだったのが途中で読み終わってしまいました。でも面白かった!
さすがに昔から今まで読み継がれている、古典と呼ばれる作品だなあ、と実感いたしました。一々アイディアは斬新だし、面白い。1970年代には技術革新はこの路線で発展するんだろうなあ、と思われた分野があまり延びていなかったり、想定内であったり。SFと言うと根拠も無く、突拍子も無いお話を想像する方も多いよう思いますが、真のSFと言う作品は今現在の科学の発展のその先を描いた作品なんだと言う事が良くわかります。つまり、今現在の科学的根拠をベースとして、発展させていくこと。今は無理でも近い将来、もしくは遠い未来、人類の技術はこうなるであろう、と言う未来を予見した科学技術が出てくるわけなのです。
個人的に学者である二人の博士の対立が面白かった。ハント博士のひらめきとダンチェッカー博士の執拗なまでの追及と。最後にダンチェッカー博士に花を持たせる辺りがにくい。自説の仮定が反論されたからと言って個人同士がいがみ合うわけでなく、ひとつの真理を追求するために助け合う。最後の最後のどんでん返しです。エピローグも良かった〜
大満足です。
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結構普通に続いちゃうのか…!引き込まれる推理と研究でさくさく読めました。が、こんな続き方しちゃうのか…!2007/7/20