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紙の本
シェーン、ニューオーリンズに行く
2005/04/20 11:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイケル・シェーン・シリーズの1944年の第9 作。
妻フィリスに死なれた傷心から依然立ち直れないシェーンに、ニューオーリンズでの仕事の依頼が来る。思い出の詰まったマイアミを離れたかったシェーンは、渡りに船とニューオーリンズへ。だが、現地の悪徳警官の卑劣な罠にはめられ、絶体絶命の窮地に追い込まれる。だが、かえってシェーンの闘志に火がつき、彼はいちかばちかの大勝負に出る。
前中半は、シェーンがこづき回される一方で、あまりおもしろいとは言えない。だが、反撃を決意する後半と、終盤の逆転劇は圧巻。
本書では、後にシェーンの忠実な秘書となる女性、ルーシー・ハミルトンが初登場する。シェーンとルーシーは、ペリー・メイスンとデラ・ストリートのそれにも似た、つかず離れずの名コンビになる。ルーシーには全く恨みはないが(本書の彼女は最高)、彼女の登場を機に、シェーン物はだんだん普通の探偵物になっていく感があり、ちょっと残念である。
本書を機に、シェーンはルーシーを秘書にして、ニューオーリンズに探偵事務所を構える事になり、今後数作は“ニューオーリンズ編” となる。
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