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高校のジェンダーの授業で、小説で描かれる女性像を検証しよう!ってのをやってた時に丁度読んでたから、登場人物の女性の特徴とかを分析したなぁ。懐かしい。
そこそこ面白く。そこまで興奮する事もなく。でも、ま、読んで損はなかったかなぁ(悩)程度の本だったなぁ。
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2010年6月26日 読了。
中二の時に、初めて意識して買ったライトノベル「レベリオン」(電撃文庫)の著者。ライトノベルレーベル以外でもいろいろ出していると知って、見つけるたびに読んでいます。
いわゆるSFミステリなのかな。
宇宙ステーションで変死体が発見されて云々という話。
いろんなジャンルを書いている器用な作家ですが、ミステリ専門ではないので、本格派を求めるなら少し物足りないかも。ちょっと軽く読む本が欲しいなら楽しめるのではないかと思います。
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幾つものジャンルを物する三雲らしい作品。単なるミステリーに留まらない要素がよい。各章のタイトルもキマってる。
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加藤直之のカバー画が素晴らしいSFミステリーの傑作。
地球周回軌道上の宇宙ステーションで宇宙服を着用した奇妙な死体が発見される。
それはあたかも高所から墜落死したとしか思えない状態だったが、もちろんステーション内は無重力である。
更に窒息死のような症状を見せて主人公達の目前で人が死ぬ。
一体誰がやったのか。
どうやってやったのか。
そして「なぜそうしなければならなかったのか」。
地球とは違う物理法則に支配された宇宙ステーションが舞台なので最初から謎だらけだが、実は登場人物達の何気ない会話にヒントが隠されていたりする。
何気ない…とはいえ、中学程度の理科を理解できないと何を言っているのか分からないかもしれないがオーソドックスにして奇抜なアイディアである。
と、ここまでが誉められる点。
実際には冒頭からラノベのモテモテ主人公みたいなコテコテの描写と「いかにも」な未来仮想現実世界が語られウンザリした。
タイトルにもある「楽園の鏡像」とはその仮想現実世界を指しているようだが、別にそれがトリックというわけではないので一応釘を刺しておく。
それに読者を小馬鹿にしたような表現も多数あって読んでる間イライラさせられたが、トリックが簡潔で明快だったので読後感はよかった。
評価は少し甘め。