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[ 内容 ]
「無意識」「コンプレックス」「元型」…。
目には見えない「心」の領域に、新たな学問の地平を切り開いたユング。
しかし、その複雑多彩な思想を、言葉の定義だけで理解することは難しい。
本書では、「心・魂・精神の違いは?」「自我はどれくらい意識的か?」「夢とシンボルの関係は?」など、様々な概念の関わりや、ユングの父母体験からフロイトとの訣別といった、ユング心理学が生まれる背景までを、第一人者が易しく解きほぐしている。
中学、高校生から読める入門三巻シリーズの第一弾。
[ 目次 ]
第1話 心とは何か、無意識をどう捉えるか(心とは主体である;心とはイメージである ほか)
第2話 ユングの母体験、父体験(牧師の子;ユングを自立させた『転換のシンボル』 ほか)
第3話 自我とコンプレックス(「自我」を説明することのむずかしさ;従来のユング派の説明 ほか)
第4話 元型とは何か(元型とは「心の動きのパターン」;母子結合のパターン ほか)
第5話 夢とシンボル(夢と眠りの関係;無意識の馬鹿力 ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ユングやフロイトなどの名前は知っていたが、まったく心理学の知識がないまま読んでみた。
非常に面白かった。
ユングのバックボーン、フロイトとの関係性等がわかって、どうやって「無意識」などの考えにたどり着いたのかが分かり興味深かった。
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ユング心理学の入門書です。語り下ろしなので、たいへん読みやすい内容になっています。
著者は、ユングの「自我」についてこれまで十分に理解されてこなかったことを嘆いており、本書では著者自身の解釈が盛り込まれています。
また、世界各地の神話から「元型」の存在を推察したユングの発想を、伝播説と対立するものではなく、むしろ「元型」に基づく話だったからこそ多くの人びとに伝えられていったのではないかという考えが主張されています。