聖伝 10巻セット みんなのレビュー

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投稿者：ピッコリーズ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　平和だった天界を謀反人・帝釈天が統べて三百年。予言に導かれた夜叉王は、運命の子・阿修羅と出会うが、その阿修羅を匿ったために一族を滅ぼされる。夜叉王は阿修羅と共に、帝釈天を倒すため、”破”となる「六星」探しの旅に出る。

　抜群の絵の上手さと綺麗さに加え、ストーリーも重厚で、とにかく凄い作品。何度、帝釈天らの残虐非道な行為に怒り、涙を流したことか。フィクションだと分かっていても耐え難いシーンが幾つもあり、実をいうとあまりの辛さに、一度、４巻で読むことをストップしてしまったくらいだ。でも、最後まで読んで良かったと思う。数々のドラマがあり、壮大なストーリーとはこういうことをいうのだろう。