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過去の読書ノート第9弾。
手塚治虫繋がり。おそらく唯一と言っていい漫画版の手塚治虫伝記。各レビューを読むと、「面白味はないが、資料的価値はある」という事で一致している。何故か「1960-」の後半の方は未読。おそらく絶版であるが、まだなんとか古本で流通しているようだ。
「手塚治虫物語 オサムシ登場 1928-1959」94.12.14読了
伴俊男・手塚プロ著 朝日文庫 800円
初出 アサヒグラフ 92年単行本
手塚の資料を豊富に載せている。1つ1つの作品の背景として、新しい解釈がかなりあった。
・子供のとき何回も泣かされて帰ってくる。母は叱らず「我慢しなさい」と笑ってくれる。
・作文を書くと、途中から創作になる。
・家庭環境は恵まれていた。中産階級といってよい。小さい頃から8ミリ映画に親しむ。
・小学校の先生に、マンガを描いても叱られず、「大いに漫画をかきなさい」と励まされる。
小3より回覧誌を作ったり、プラネタリウムまで作った。家の中で宇宙大博覧会までやってしまう。
小5の頃から虫に興味を持ち始める。
・中学生の時に、「目のデッサン力」の練習。
・演劇、ピアノ、落語、幅広い趣味。
・中4の夏休み修練所で水虫のために手を切りそうになる。→医者の道(家系・軍嫌い)
・S23「地帝国の怪人」実質的デビュー作。
・朝鮮戦争→「来るべき世界」
・「バンビ80回」→「ジャングル大帝」ラスト
→観客の反応
・大阪←→東京の超多忙の中で医師国家試験に合格
・「漫画教室」の中に「イガグリくん」への嫉妬
・3年ごとのスランプ