紙の本
カスティリア王ドン・ペドロ
2022/12/08 19:18
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のドン・ペドロ これぞ青池先生の男性キャラという雰囲気。
嫡出の王子だが恵まれてはいない、だからこそこのままでは終われないという気概がある男。
そんな男の苦難の道の始まりの巻。
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14世紀スペイン・カスティリアの残虐王ドン・ペドロ一世の物語。異母兄弟や母親の裏切り・確執などから部下を信用できないペドロ。隣国との戦いや反乱・内乱など史実に忠実に描かれています。残虐なだけではなく、審判王とも呼ばれたペドロの公正さも強調されています。惜しむらくは、連載が中断されていること。ぜひ続きを描いてほしい作品です。
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とにかくドン・ペドロは本当にカッコイイ。王と呼ばれる人間の器の大きさを物語っている人物です。それを描ける作者の技量は素晴らしい。精悍な王が、すべてを支配するために夢を馳せる物語です。
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13巻が待ち遠しかった!
「ガラかめ」と違い、完璧にまとめてくださった。
青池せんせー、一生ついて行きます。
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コミックで12巻出版されている。何を隠そう、私は大のマンガ好き。少女漫画ブームに多感な年頃を過ごしたこの世代は、今でも読み続けている人が多いようだ。青池保子は私が小学生の頃にはすでにデビューしていたから、少女漫画界の大御所的存在。その正確で緻密かつ秀麗なペンタッチと骨太なストーリーで、私が高く評価する漫画家のひとりである。
中世のイベリア半島を嵐のように駆け抜けたカスティリアのペドロ1世。彼の愛と波乱に満ちた生涯と子孫たちのその後を、イベリア半島の歴史とからめて描いた大作である。(ドン・ペドロの玄孫がスペインのイザベラ女王)1984年に連載が始まり、長らく中断されていたためにファンの間では再開を望む声が多かったのだが、今月やっと最終話が発表された。
歴史の勉強にもなり、本書から興味が広がる一冊である。
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「チェーザレ」前史とでも言うべきか。作者独特の無表情気味の描画が良い方に転び、何を考えているかわからない謀略、裏切りに凄みと説得力を与えている。