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第一部完、となっているが続きはどうやら書かれていないようだ。
マゾーンとの戦いも終わっていないし、明かされてない謎もそのままというのがとても残念。
ラフレシアがハーロックに惹かれているような描写もあったのが非常に気になったのだが、もしやアニメ版ならばそういった部分にもアプローチしてくれているのだろうか。
物語が完結していないのは何とも残念だが、ハーロックを始め魅力的なキャラクターが広大な宇宙を巡るというロマンにどっぷりと浸れて最高に面白かった。
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1994年刊行(初出年は不知)。
マゾーンとの対決を描く、シリーズ完結編。ややネタバレになるが、著者らしく、先の対決は描写されないまま。ラストは無二の親友大山トチローの墓標をアルカディア号があとにするというもので、オープンド・クェスチョン・エンディングの最たるものと言える。
かつては、かかるエンディングに懐疑的だったが、自由と信念、篤い友情物語を描く上では、先の決着など二の次なんだと気づいたところ。ならば、余韻が残る終末もまたあり、と言えよう(ただし本作には別の事情はあったのかもしれないが)。
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未完なのがとにかく残念。
ハーロックをはじめ、サブキャラまで愛すべき人物が盛りだくさん。
敵のマゾーンに対しても礼節を尽くすところ、有紀蛍がマゾーンの高官と会話するシーンなど、独特の松本美学があってとても良い。
アニメではそれほど重要なキャラではなかった(?)ミーメが、とても重要な位置を占めているのもいい。