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見逃せない水木伝記作品のひとつ。南方熊楠という怪人を描くのに、水木以上の適任者がいるだろうか?熊楠の天才と悲哀を描きつくした名作です。
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破天荒な熊楠ですが、友人には恵まれたようです。人徳かな?
家庭は大変だったようですが。
でもあの時代に、あれだけ我を押し通そうとしたら大変だろうなあ・・・。周りの人は無意識に反対するでしょうね。
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「見えぬもの」にも興味を示した熊楠。故に習わなかったのだろうか。そういうものにも興味がさらに沸く。
リテレート(民間学者)になりたいです。
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これを読んで南方熊楠が好きになりました。学者としてかなりすごい人物なのに水木しげるにかかると変人奇人ぶりがクローズアップされるのでおもしろいです。
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奇人、南方熊楠を猫の視点から眺めてみた物語。変人も突き詰めれば人々に認められるようになるわけです。
出る杭は打たれる、出すぎた杭は引っこ抜かれる。
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参った。
素晴らしい、としか言いようがない。
猫を擬人化させ、熊楠の波乱万丈な一生に
上手く絡めており、エピソードを引き立たせている。
さすが水木先生。すごい構成力だ。
正真正銘名作である。
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南方熊楠展に行ったので、ついでに購入。なんで猫なのかは、天才水木さんだけに凡人めには測り知れませんが、一気に読めたし、やっぱ熊楠かっこいいとミーハー気分は満足。ちなみに今年の手帳も熊楠。わーい。追記 今気づいたけど、水木さんにとって熊楠=妖怪カテゴリー?!そうか。納得。
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おもしろい!!
南方熊楠は、こんなに凄い人なのになんでメジャーではないのかが不思議。
粘菌学にも熊野にも興味がわいて来る本。
伝記、入門編としてお勧め☆
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きょーれつ。
南方熊楠を水木しげるが描いたんだけど、水木しげるでさえ扱いきれなかった感がでてる。
こ、これは…「無能の人」を読んだときにも似た衝撃。
働かない天才。
日ごろ「働かないで生きてくってどうにかしてできないかな?」と考えてる鈍才の私はとても考えさせられた。
そして、読んだ後、「働かないで生きてくのは無理だ」という結論に達した。絶望。
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おじさん・・・アメリカ・・・
↑これがツボでした。
ちんこにフマキラー注入して大丈夫なんだろうか。
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漫画家・水木茂しげるが、熊楠が可愛がった猫たちの目を通して熊楠と彼を取り巻く人々の姿を描いた伝記漫画の秀作。
主要なエピソードもほぼ史案に沿って押さえられており、熊楠の人生を知るのに最もわかりやすく楽しい一冊。
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タイトルからも分かるように南方熊楠伝記。
とてつもない破天荒ぷりにただ驚愕するばかり。
一方で、晩年の悲哀は落差が大きい分だけ切ない。
独自の人生観を持った猫が良い味。
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ガキの頃は漫画を読むとやたら大人に怒られた。
その癖で、堂々と漫画雑誌を読んでいるサラリーマンを見ると幼稚に見えて仕方が無いのだが〜
近頃は読書人口が減って若年層は漫画も読まないそうだ。(←これも読書と言えば読書か)
そんなガキの頃、隠れて読みあさったのが〜水木しげる先生だ!
先生の描く人物、景色は昭和の匂いがプンプン、臭ってきそうだし、大衆、群像は最高に魅力的だ。
もはや平成の妖怪と化した先生の最高傑作は本書だと思う。
面白くなかったら、逆立ちして3回廻ってワンってやってもいい。
(乙画廊オーナー中身保証。よって、内容は書きません)
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猛烈に生きた人は数え切れないくらいいるだろうが、
猛烈に生きて、それを特定のフォームで(結果的に)広く知らしめることができた人は、残念ながら一握りです。
水木しげるは(幼少の頃からの愛着をこめて「水木先生」と書きたいところですが)、個人的には、山のように偉大です(…分かりにくい表現ですが。水木しげるのことを考えると、山脈を眺めるような心地になる、と。…出自はO・ヘンリの作中描写より)。
私の頼りない体の底にストレートに落ち着く著名人・作品・出来事等々、人並みにいくつかありますが。
(ある部分での)共通性に『軽やかさ』を挙げることができます。
水木しげるの軽やかさ。重厚なことを、サラリと上品に(余韻を過剰なくらい下品に残さず)描き上げる筆致。
かくありたい、と、遠くの小さな岸辺に立ちて思う私です。
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出版社/著者からの内容紹介
博物学・民俗学・語学・性愛学・粘菌学・エコロジー…広範囲な才能で世界を驚愕させた南方熊楠。そんな日本史上最もバイタリティーに富んだ大怪人の生きざまを描く。(荒俣 宏・中沢新一)