- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |
紙の本
悲惨さとあきらめが殆どなのに、まだ抵抗の気持ちだけが残っている。
2002/05/15 16:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫山まどか - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人は社会のルールを利用して自分達のやり方で、裁判を終わらせた。
そしてそれでもやってきた穏やかな日々の中で、グレアムは自分の行き場所へ進みだす。
夢でしかない憧れでも願いでも、全ての人に犯罪とも言われないであろう犯罪でも、グレアムは自身を譲れず、自らを裁こうとする。雪山での死体。その妹に、自分を殺させると言う形での決着をつけようと。
そしてそれは失敗に終わり、何かをしようとすることを放棄し関心なんか持つことを止めてしまう彼だが、事件が起きた。一方的に殴られそうになったところ避けたら、相手は3階の窓から落ちたのだ。誰もが見ていた明白な事故。しかしグレアムは裁判でリッチー(傷害事件の加害者)のように弁護されることを強く拒否する。まだ残っていた抵抗の気持ち。それが彼の中の唯一の真実で目の当たりにし、グレアムは再び進みあがくことを選ぶこととなった。
5 件中 1 件~ 5 件を表示 |