紙の本
カマイタチの悲しいエピソード
2015/09/24 07:39
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投稿者:うもも - この投稿者のレビュー一覧を見る
カマイタチのお話と、次の巻に続くオマモリ様編の導入部が収録されています。
カマイタチ3兄弟と人間にまつわる悲しいお話は何度読んでも胸をしめつけられます。
アニメでは「超ダイジェスト」といっていいほどハイスピードで進んでしまいましたので、ぜひ原作を読んでいただきたいです。印象ががらっと変わるとおもいます
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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎌鼬のお話が印象的でした。自然の中で穏やかな表情を浮かべる十郎を見ていると切なく、複雑な気持ちになります。凶行に及んだ十郎だけど、三兄弟の中で一番純粋で繊細で、だからこそ住処を荒らされ、追われる状況に心が耐えられなかったのだろうと感じました。
紙の本
人間と妖怪
2001/06/19 23:40
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投稿者:KA - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間達の都市開発によって住むところを奪われた妖怪鎌鼬の兄弟雷信、十郎、かがり。十郎は堪り兼ねて人間を襲い始める。雷信、かがりは十郎を止めため潮と“とら”に協力を求める。
人間の都合だけでの都市開発の善し悪しを考えさせられる。確かに開発された街には住みやすい便利な世界があるかもしれない。しかし反面そこを追われた生物や植物達がいたことも考えなければいけない。
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かまいたちの3兄妹たちの話。“かま”いたちというだけあって、イタチの妖怪なのね。かわいい。こういう、棲みかを奪われて怒った動物や妖怪たちが人間に逆襲‥という話は多いけれども、やはり胸が痛む。私も、遊び場や田んぼがどんどん埋め立てられてビルや駐車場になっていくのを見て、すごく腹がたってた一人だから。
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オマエが泣いた時からオレはもうどうでもよくなっちまってたよ。そしてわかったよ。
ああ、オレが一番聞きたかったのは、この一言だったんだってな。
兄キ…かがり…泣くな これでいいさ。 でも…
生き続けるなら人間の格好をやめちゃいけない… もうこの世にオレ達の生きる場所は…
ないのかもな……
なんでだよ……
雷信兄さんやかがりとずうーっと、 三人で暮らせたらいいなあ。
(第九章「風狂い」)
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友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
特に『うしおととら』がオススメ!
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凶羅初登場の第5巻。
この兄弟好きだー。弟にコンプレックス抱いちゃってる兄貴っていじらしい(どっちもおっさんだけどな)。
そして子供心に自然破壊の嫌さを植えつけまくってくれた鎌鼬編!
こっちの兄弟もいいよねえ。雷信兄さんと十郎兄さんで末っ子かがりを可愛がっていたんだろうねえ。それが……あんなコトになるなんて……(号泣)。
人生で初めて「やるせない」或いは「憤懣やるかたない」気持ちにさせられたのは、この漫画かもしれません。
引用させていただいたのは、「坂口つぁん」の台詞。
市井の人がポロッとこういう事を言ってくれるのにも弱いんです。
【第八章】 vs 凶羅
【第九章】 vs 鎌鼬兄弟
【第十章】 オマモリサマ編導入
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とらにせまる凶羅!
潮たちの行く手を邪魔するのは、妖怪だけじゃないのか~
かまいたち編はとても好き。
昔は、人間と妖怪が共存していたことを考えると、開発好意も素直に喜べないな。
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鎌鼬編。妖怪と人間の共存、自然破壊と動物たちの住処の問題、色々な作品で取り上げられるテーマと「やるせない」感情をシンプルに描いているなあと思った。
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母の秘密をしる旅の途中、またもや怪事件に巻きこまれたうしとらコンビ。槍が導くのか、とらのせいか!?今度は、鎌鼬(かまいたち)兄弟から思わぬ頼みごとをされ、うしお、人間として悩む!!(Amazon紹介より)
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「かまいたち」の話は落ちが秀逸。
凶羅の「20年前から云々」に対して河童が「わしは200年前から云々」とまっとうな返しをしたにもかかわらず、「年数は関係ない」と言ってしまう理不尽さが良い。
そういえば、うしおととらってどのエピソードもヒロインが出てくるな。