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カリフォルニアも河よりもも吉祥天女もBANANAも読んだけれど、最後に選ぶのは「桜の園」とこれ。そんな私は根っからの少女漫画好き・・・?
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「調律が必要なのはピアノだけじゃない」(325p)
クラシックのピアノ曲が似合う、ゆったりとしたラブストーリー。その割に、登場人物の過去はわりとハードです。
気がつくとあり得ないほどねじくれた恋愛関係。登場人物の内ほとんどが片思い中って…!
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恋という感情は決して異性に向けるだけのものではない、と思ったことのある人向け。さらりとした手触りで読める、いくつかの恋の形。個人的には単行本がおすすめです。
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それぞれに傷を抱えた朋章と里伽子。二人の恋愛を中心に、その周囲の人間の視点からもオムニバス形式で描いた作品。
両思いは一組だけ、あとは片思いばかりの切ない話だが読後は非常に爽やか。同じ出来事が違う人間の視点で描かれているので、後に進むたび「あの時そんなことがあったのか」と登場人物たちの交錯する思いが楽しめる。
それにしてもこういう時期の心の揺れや空気の描き方が実に上手い。やはり吉田秋生はこういう作品が好きだ。
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今学校にいて手元に本がないからあれだけど、ピアノの男の子がよかったなぁ。逆に彼に惚れてる背の高い関西人は駄目だった。あの手のずばずばと人の心というか、内面の領域に踏み込んで来る人間て苦手です。。段階を踏んでほしい。。こっちを安心させたり、そういうふうな。フェアじゃないのは嫌だ。相手を慮るとはそういうことだと思う。いくら好きでも。。ここまでで一旦、吉田秋生はブレイク。いやー、もう「YASHA」も全巻手に入れてはいるんだけど、ちょっとここのところ吉田秋生濃度が高すぎるので、何か気分転換というか、空気を入れ替えようかと。窓を開けて。(06/3/7)
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鎌倉青春恋物語。直感で買って読んで、同性愛の多さに驚く。大感動!っていうより、じわじわとくる良さがあって何度も読み返しちゃう。”大好きだよ”のキスがいーなぁ
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あー・・・なんか
ドキドキする
すっきりとした白い部分の多い独特の絵。
セリフが一切ないキスシーンはそれでも何故か胸がぎゅっとわしづかみされたみたいになる。
映画にもなってました。
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子どもの頃想像してた高校生って、こんな感じだった。だからこれを読むと、「高校生」を想像してた子どもの私を思い出す。でも実際は、藤井くんもリカコも鷺沢も緒方も美樹もえりちゃんも、想像よりずっと大人だったってゆうのが、今なら分かる。
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久々に漫画を読みました。作品そのものもとても良かったと思うのですが、あとがきとして寄せられた、有吉玉青のエッセイがまた素敵でした。高校生がそれぞれの話の主人公であることについて、書かれているのですが、すごく納得できます。高校生の頃の、「人と同じで無い孤独」に慣れていない―その言葉は、今思うに私も当てはまっていたように思います。
それぞれのストーリーが重なり合いながら、離れていくというものに胸が痛くなるようなお話です。
トラウマ的な記憶を一人一人持っているのですが、それが明らかになっていく様子がもってまわったようなものではなく、自然と伝わってくる点に私は好感を持ちました。
そして、その隠された思いを知ることだけが愛情ではないということが伝わってきます。気持ちを抱えて仕舞いこんでおくこと、それを見守ることもまた思いやりなのだと思いました。
自分の中にいつまでも壊せない、かけがえの無い思い出としてあの時代が残って欲しい―そう思えるお話です。
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読後のこのモヤモヤ感がたまらん〜〜〜。みんなの想いが交錯しながらも、さっぱりとした絵柄で淡々と進むストーリー。
藤井と里伽子が綺麗すぎて…年下なのに大人びてる。二人とも、普段言葉には出さなくてもすごく傷ついてるからかなぁ。
えりの「良いなぁあんなキス」っていう台詞がすごく好き。あ〜〜モヤモヤするーー。
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『櫻の園』に引き続き、限られた年代・環境での同性愛第二弾。
のちに『海街diary』にもキャラクターが引き継がれるが、あまり同じキャラの使いまわしはしない方がいいのではと個人的には思う。
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映画『ラヴァーズ・キス』を観て、『海町diary』を再読して…しまったらば、やっぱどうしても原作『ラヴァーズ・キス』が読みたくて。本屋に行ったついでに見かけた途端、思わず衝動買い★(^-^;) ――という事情で、ちょー久々の再読となったワケですが。なんていうんでしょうね…これは、なぜかわりと“残る”んですよね私的に。他の吉田秋生作品と比べて、とりたてて面白いというワケでもないんですが。言ってみれば、単なる高校生の、ちょっとアブノーマル入った恋愛モノ、ってだけの作品ですしね。“面白さ”だけで云うなら、インパクトの強いハードボイルド系な『BANANA FISH』や『YASHA』の方がグッとくるし、心に響くあたたかさ、というものを求めるなら『海街diary』の方がずっと強い。なのに、なぜか…この『ラヴァーズ・キス』は、淡々と心に残るカンジがあるのですよ。だから、何度も何度も読み返したくなる作品、ではないけれど、時たま思い出したようにフッと読みたくなる作品、では、あると思います。この作者は、きっと“見えないもの”を描くのが上手いんだろうなー。その上手さに知らず知らず惹かれてるんでしょうね、私は。
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鎌倉を舞台にした、高校生たちのオムニバス。波の音が、染み付いている。ゆったりと、静かで切ない。海街diaryも併せて読みたい。
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虚勢を張り強がって生きる。自分に素直に生きる。また強がる。
仲間がいれば、愛する人がいれば強く生きれる。
幸せに暮らせる。イイねぇ。
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BANANA FISHを全巻再読して、吉田さんつながりでそのまま続けて読みました。
アクション全開のBANANA FISHと現代高校生のこれでは路線がかなり違うと昔は思っていたのに、根っこは同じ気がした。
男女問わず欠けた部分に誰かが必要で、全ては上手くいくわけではなくて、それでも、っていうかんじが。
派手な話ではないかもしれないけど、行き交う人の気持ちがすごく好きです。