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建築探偵シリーズ二作目。過去のインドで起きた事件と、現実の殺人事件がインド神話と共に絡まります。建築があまり出て来ず、シリーズの中では変わった作品だと思います。
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「キャラ萌えしてたまるか!」という痛い思想に阻まれて(以下略)…というのはさておき。一作目「未明の家」が「館モノ」にしてはあまりぱっとしなかったので、長い間眠っていた一冊。蒼の一人称はテンポが良く、思ったよりも嫌味がなくて、うまいなと思いました。読まず嫌い良くない!と実感。
どんでん返しにハッとしました。
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シリーズ二作目。
舞台となる場所は場所は現代日本。
しかし過去の事件をめぐる説明の中に出てくるインドという国の、暑さや湿気、においまで伝わってきそうな生々しい描写に感心せずにはいられないのと同時に、事件の残酷性がより息苦しさを伴って感じられる。
しかし、前作と比べると前半における主人公の動きが非常に少なかったこと、いくつかの矛盾点が説明されていないことなどが少し不満といえば不満か。そして今回は、建築探偵なのにも関わらず、建築よりも人間関係が重視されていたこと・・・普通の探偵になってますがな。
やはりレギュラー登場人物がフルに動いてくれるほうが、華やかでもありにぎやかだ。そして古めかしい館もはずすことはできない重要な要素。
次作に期待。
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ラスト「ええぇえぇぇ?!」って感じでした。まさか…と思いましたけど思い返してみすと「そういえば…」みたいな感じ。
あと今回は珍しく積極的な京介でした。
今回の作品は私としてはいい作品だと思いますよ。面白かったですから。題材がインドってのが私にとって新鮮だったしね。
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謎を解くミステリではなく、人を解くミステリ。読みにくいと思う人もいるかもしれない。美形キャラが好きな人は楽しめる。今回は、建築はあまり絡んでいないような気がします。
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建築探偵2作目にしてある意味異色作。最初に読んだ当時はネット環境とかなくて、正直意味不明だったんだが(特に最後の本の話らへん)やっと理解できた。インドは奥深い。
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『建築探偵 桜井京介の事件簿』第2作目!
2作目にして異色作。
今回は建築ではなく、人を読み解くものだと思いました。
結末を知った後に、読み直すと、そういえば…ということが多かったです。
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やっぱり淡々と読んでしまった。
でもこっちの方が楽しかった。
ラストというか何かびっくりさせられた。
え?そうなのって感じです。
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建築探偵第2弾。今回、建築はあまり事件自体に関わってきません。
10年前インドで橋場亜希人が不可解な死を遂げる。そして群馬山中の「恒河館」に当時の事件を知る仲間たちが集められる。そこに京介も呼ばれて・・・過去と現在の事件が複雑に絡み合う。
インドの神々がポイントに
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昔ノベルス版の表紙に衝撃を受けたのを覚えている。その頃はまだカーリーって聞いても「??」っていう状態だったので。作者も言っている通り、他の初期作品に比べると建築建築してないかな、と思う。全体的に雰囲気が黒い。ノベルス版の表紙そのものな雰囲気。前はイマイチ分からずに結末に辿り着いてしまったけれど、今回は注意して読んだのでばっちり。思うにこのシリーズは何度も読んだ方が面白い。
2008/3/29再読
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桜井京介シリーズ
かつてインドで死んだ橋場。橋場の恋人狩野都のもとに集められたかつての仲間。都の自殺から殺人事件が。都の息子ナンディと蒼の物語。
都の秘密。
2009年5月22日再読
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建築探偵シリーズ2作目にして異色作だそうです。
確かに建物に絡んだ事件というのであれば同じなんだけど
今回の建物は、あくまでも小道具と言ってもいいでしょう。
京介にとっても、探索する価値のないものでした。
しかし、そこに渦巻く人々の思いの何と重厚なこと!
この作品を好きになった理由は、トリックうんぬんより
建物に纏わる人の思いや執着から生まれた捻れを
探偵役を嫌がる京介が、解いてくれるというところ。
今回、建物はあくまでも現場であって、その再現でしかないけど
人の思いの捻れを解くという意味においては同じ。
そして宗教が絡みます。しかもインド。ヒンドゥー教。
その神秘的で幻想的な雰囲気も好き。
封じられていたパンドラの箱を無理矢理こじ開けた結果
噴出した負の念と、もたらされた更なる悲劇。
京介は最後に残る希望に賭けます。
話しが進む中で、なんとなく予想出来る事もあるけれど
最後のどんでん返しにはやられました。
読後感は複雑・・・と言ったところでしょうか・・・
前作同様、激しすぎる思いの悲劇というか
報われない思いというのかなぁ~
インド神話を読みたくなる欲求をとりあえずは抑えます。
次作から同大学の教授「神代宗」が
メインキャラとして加わるらしい。
楽しみが増えました。
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ノベルズで持ってるにもかかわらず、加筆改訂があっちゃ買うしかないし、読むしかないでしょう(笑) ノベルズで読んだ時は、あんまりいいと思えなかったし、最後のオチはちょっとなぁって思ってた。でも、改訂さえたせいか、ポイントが絞られた感じになって、最後の1行までストレートにきたよ。いやぁ、よかった。これから建築探偵を読む人は、文庫で読むことをお奨めします(爆)
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最初に読んだ建築探偵シリーズ。登場人物が気に入って1冊目に戻った。何故、みなインドに惹かれるのか?まだわからないが、京介の情の深さが好きになった。
追記(2011.11.10)
二度目の読了
京介、蒼の生い立ちを知ってしまっている分フェアでは無いが、内に秘めた確固たる想いの強さを感じた。
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2010.6.27再読
はじめて読んだとき(まだ中学生のころ)はピンとこず、シリーズの中でもイマイチ気に入っていなかったのですが、時を経て読み返した今、とても好きになりました。蒼とナンディの会話がお気に入りです。どうか狩野都の魂に安らぎがありますように。それから、改めてはっきりと感じたのが篠田真由美作品の「情景描写の美しさ・迫力」です。