投稿元:
レビューを見る
なじ■
高級老人ホームで起きた殺人事件をきっかけに始まる
おばあちゃま達の「探偵ごっこ」。
老人ホームでの殺人って単語聞くだけで
うおおおと胸が苦しくなりますし、
内情も複雑でお年寄りならではの事情やら何やらがあり
切ないこともたくさんあったんですが、
ユーモアたっぷりテンポの良い文体で
面白くあっという間に読み終えてしまいました。
耳が遠い人が多いから誰に内緒話を聞かれたのか解らないとか
普通の推理小説ではないであろう老人ならではの苦労がある一方、
老人にしかできない話の持っていき方で情報を得るなど、
色んな角度から楽しめる舞台設定でした。
あとほんと表紙のイラストが可愛らしい。
シリーズ沢山出てるのでこれから読むのが楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
「紅雲町」シリーズの解説で見かけて。
かつてこんなにけなされる主人公がいただろうか、
というぐらいアンジェラを貶めてはじまり、
高級老人ホームの仲良し四人組がハラハラドキドキ、
時々膝や腰をシクシク痛ませながら事件を解決するのかと思いきや、
話は途中であらぬ方向へ。
その展開の仕方もとても上手で面白かった。
さらには、
人生や老いについて、趣深いお言葉がひしめいていて、
面白かった。
殺人事件という刺激を受けて、本当に楽しそう。
最後に、アンジェラが刑事に淡い好意を告白したと思ったら、
おばあさんに似ていると言われてしまったのには笑えた。
投稿元:
レビューを見る
何故か7、8巻から読んだので、1巻から。
個性の強い老婦人4人組が事件の解明に乗り出していく。
最初に探偵ごっこを提案したのがキャレドニアだったのがビックリ。
膝が痛くなったり、物忘れがあったり、耳が聞こえにくくなったりしても、警部補に関わらないように釘を刺されても、構わず元気に動き回る。
しかもこのお若い警部補さん、そんなご婦人方にイラついたりせず、うま~く誘導して話を聞き出す手腕をお持ちのようで・・・素晴らしい。
ユーモアたっぷりで、優しく、面白く、ちょっと切なくて、次巻も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ最終巻を読んだので、1巻から再読。
初読の時にはさらっと読み流していたが、主役のアンジェラがこんなに嫌われものだったとは?!
この巻でも少しオトナになっているし、シリーズが進むにつれて、性格が矯正されて魅力的になっていたんだな~、とあらためて驚いた。キャレドニアはあまり変わらない。そこがいいところだし。
あと、最初の方の「老いるとはどういうことか」の文章がすばらしかった。著者が登場人物と同じ年代というのは有名だけれど、「老人になる」ことの鋭い分析と、的確で容赦ない(ので却って清々しい……)描写が秀逸❗
おそらく著者はここの部分がいちばん言いたかったんだろうなぁ。
妙に腑に落ちてしまって、初読から自分にも15年の月日が経ったことを実感した。
事件そのものもきちんと作り込んであり、どんでん返しもあり、表紙の絵もかわいいし、邦題がちょいとカタすぎたのが日本ではあまり流行らなかった理由かも?
洒脱と笑いと切なさとやるせなさと時間の重みと強さと優しさが絶妙にブレンドされていて、本格コージーミステリの傑作。
投稿元:
レビューを見る
毎回同じ老人ホームで起こる殺人事件を解決する
入居者の老人2人。
はなからシリーズ化に無理がある。
まぁそんなカタいこと言わずに読むと
探偵役であるおばあちゃんの大きい方は、
訛りを表現した訳が面白いし、
小さいおばあちゃんは、少女のように可愛らしい。
投稿元:
レビューを見る
面白かった❗
四人組のお話かと思ってたら…、意外すぎる展開でした。
みんな個性的で楽しい。ホントにいたら困る人達も多々いましたが。
シリーズものなので続きを読むのが楽しめ。
投稿元:
レビューを見る
海の近くにある高級老人施設で、地味で貧乏たらしい
スィーティーが海岸に続く階段の下で死んでいるのが発見された。スィーティーは若い頃は図書館司書をやっており、今も本で得た知識を誰彼構わず披露するので、迷惑がられていた。しかし、そのスィーティーの部屋を見ると、宝石やブランド物にバックなどたくさんの高級なもので溢れていた。暇を持て余した老人たちは、自分たちがこの事件を解決するのだと乗り出して…
アンジェラとキャレドニア、ナン、ステラの仲良し4人組が自分達に住んでるところで起きた事件を解決するべく、無茶をしたり刑事さんに怒られたりとする。見てて心配になるけど、少しだけ応援もしたくなる。
結末は意外や意外。まさかの彼女。そして、刑事さんのイケメンぷりが目立った。みんな自分が大切にしてるものを守るために頑張ってきたのだなとは思ったが、まぁ、やはり被害者がクソだったというね。
シリーズ物になっているぽいので第二弾も読んでみたいな。
2021.12.29 読了
投稿元:
レビューを見る
第一の殺人の凶器、第二の殺人の遺留品、具体的には書かれていなかったような。読み落としか? ま、こんなもんでしょう。