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紙の本
滅び逝く祖国に殉じる者たちの群像劇
2002/06/27 12:12
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投稿者:真田 樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後、鳥肌が収まりませんでした。南宋帝国がモンゴル軍の圧力に耐えかねて南シナ海へ逃げ出し、崖山にて完全に滅亡するまで、またその際に死にきれなかった男たちの行く末を描いたストーリー。
限られた選択肢の中で最善と信じてとってきた道が、本当は誤りだったのではないか、と自責の念に駆られる将軍、海上宮廷に参加するべく陸路を行くもとらわれ、南宋の末路を見届けることを強いられた副宰相、海上宮廷の受入先を求めて近隣諸国をめぐり、ようやく見つけたそれを知らせに戻ってきたときにはすべてが終わって取り残されてしまったかのような宰相……。こちらの紹介にもありますが、上記の将軍・趙世傑の最後の台詞が心を打ち抜きました。
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