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紙の本
赤塚流、バリアフリー絵本。
2001/10/22 06:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画家、赤塚不二夫さんがガンの告知をされ、入院中に発案、チャレンジしたさわる絵本。目の不自由なひとと、見えるひととが、いっしょに楽しみながらコミュニケーションがとれる遊び心いっぱいの画期的な点字絵本です。
点字は、B5版の下じきのような素材にタッチプリントされています。絵部分は、その絵の上をなぞるように大小の点と線とで表現、絵をジャマすることなく(かえって立体感があってオモシロイ)両者がたのしめる仕組みになっています。
内容は、まず赤塚キャラ8人の紹介があり(ニャロメ・チビ太・イヤミ・ダヨーン・デカパン・ケムンパス・ベシ・ウナギイヌ)、よ〜いどん! でマラソンゲームのスタートです。どのキャラが勝つかわくわくしながら応援しつつ、読者も参加者となり、いつのまにか迷路を走らされています。わかれみち、とおまわり、いきどまり。キャラはあの手この手を使ってトップをねらいます。紹介されていないキャラが乱入してきたりもします。
点字でしか読めないところと、絵でしか描かれていないところとがあって、あそびながらコミュニケーションがとれるようになっているアイディアはすばらしい! と思います。さてさて勝者はいったいダレでしょう…? ぜひ、多くの方にさわってあそんでもらいたいです。
点字のあいうえお表もあり、点字をしらないひともよめるようになっています。実際に盲学校で使っているところもあるそうです。
「ひとりでよんでもたのしいけれど、だれかとよむと、もっとたのしくなるぞ。そうやってみんなが、なかよくなってくれたら、ぼくは、いちばんうれしいです」 あとがきのことばを読んで、私は赤塚ファンになってしまいました…。
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