紙の本
子供向けと思わずに読んでください
2002/07/31 20:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:emis - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画も見ていないし、「指輪物語」も読んでいないので何の予備知識も無く読みました。
ファンタジー小説、小人の物語・・・なので元気いっぱいの小人の少年のはらはらドキドキ楽しい冒険物語かと思っていました。
ところが主人公のホビット、ビルボ・バギンズは冒険とはかけ離れています。家柄が良くて気のいいノンビリした中年男。冒険に出たのも渋々だし、冒険の間じゅう自分の気持ちの良いホビット穴と美味しい食事の事を思い出してばかり。
そしてこの冒険の目的も、世界の平和を守るとか誰かを救うとかいうものでは無く「宝物を奪い返す」という欲にかられたものだったのです。
奇麗ごとの世界ではない、やけに生々しい現実世界のような物語。登場人物も弱かったりズルかったり欲に目がくらんだり何とも「人間くさい」のです。
そして、だからこそ大人が読んでも面白い、深い世界が展開しています。もちろん、ハラハラドキドキの冒険もたっぷり。上下二巻には壮大な世界とたくさんの種族の人々が渦巻いているようです。
子供向けと思わずに大人も楽しめるファンタジーです。
紙の本
大人にもおすすめの冒険物語
2002/04/29 19:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:CARAM - この投稿者のレビュー一覧を見る
のんびり暮らしていたビルボ・バギンズのところに突然やってきた魔法使いとドワーフ13人の御一行。ビルボはほとんど強引に彼らの旅に巻き込まれてしまいます。
目指すは遥か彼方、竜のいる山に残されたドワーフの財宝。
途中には山あり谷あり、不気味な森あり。そしてそこには怪物も……
冒険の心得もなにもないビルボは最初はとても頼りないのですが、そのビルボが土壇場で見せる機転や頑張る姿は読んでるこちらをワクワクさせてくれます。
次から次への難問関門には「次はどうなる?」「さぁどうする?」とハラハラさせられます。
とても上質の読み物です。子供向けのお話として出ていますが大人も楽しむことができます。
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指輪物語の前時代の話
静かな暮らしを営んでいた平凡なホビットのビルボが魔法使いによって突然宝探しの旅に巻き込まれる、冒険アドベンチャーファンタジー。
指輪物語に繫がる重要なキャラクター、ガンダルフ、ゴクリ、魔法の指輪や他にも魅力あふれる人物が登場する。ファンタジーの歴史的名作。
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指輪物語を読んでから読みました。ちょっとどころか完全に子供向けの本ですが、『指輪』の世界を知るためには必須の本。さくさく読めますよ♬
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J.R.R.トールキンのファンタジーの金字塔と呼ばれる『指輪物語』の「指輪」が発見されたことが明らかにされる物語です。瀬田貞二氏の素晴らしい訳を岩波書店が緻密な見直しをし、数回に渡る改定を行った読みやすい物語になっています。もちろん何回読んでも楽しめますが、物語の順序に従い、まずは『指輪物語』の前に『ホビットの冒険』読む方がお勧めです。
一番安価。小さくなっていますが寺島竜一氏の挿絵もすべて楽しめます。
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内容が難しい様で途中まであまりおもしろくないと言っていましたが、ゴクリとのなぞなぞの話あたりから興味を持ち始めおもしろいと言い始めました。上巻を読み終わった時には、早く下巻を読みたいと言いました。
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映画公開前に、何年かぶり(旅の仲間公開前以来?)の再読。
児童書カテゴリらしく、指輪本編と違って純粋に冒険してる!たのしい!と思えるお話。
再読するたびに、ビルボが「きんちょう!きんちょう!」と言うところで、子どもの時初めて読んだ時は「きんちょう?」となったことを思い出す。
謹聴ですね。緊張だと思ったわけですよ小学校低学年の語彙力では。
そんな思い出もまた読み返す際の楽しみのひとつ。
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冒険者には全く向かないだろう性格のビルボ・バギンズ君の行動に苦笑していたのが、後半の成長には驚きました。
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子供向けということでひらがなが多く、独特の言い回し(訳し方?)で初めは読みにくかったものの、すぐに話に引き込まれ気にならなくなった
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子ども向けなので、指輪物語よりは、読みやすい。でも案外あっさりドラゴンがやられちゃうのでびっくり。こちらもやっぱり、淡々としているんだけど、これはトールキンの作風なのか、翻訳ゆえなのか?(上下全2巻) (2002 Apr)
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翻訳が時代を感じさせますが、指輪物語よりも読みやすくてあの話の前にはこんなことがあったのかーと面白い。
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指輪物語のバックグラウンドをカバーする付属的な物語・・・・ではありません!これはホントに良いです。個人的には指輪物語より好きな本です。
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あるホビットの受難本。
これから指輪物語を読もうかなあと思ってる方にもおすすめです。この物語がのちのち指輪物語へとつながっていきます。
ホビット・ドワーフ・エルフ・トロル・オオカミ・魔法使い・ドラゴンが揃い踏み、といういい感じのファンタジー。こども向けなのでさくさくと読めます。
女性がものすごく出てきません。重要人物にはほとんどあごひげが生えています。
よくわからない魔法使いとドワーフ13人に翻弄されるホビット、ビルボ・バギンズ君がかわいそうで面白いです。
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「指輪物語」の一つの指輪はいかにしてビルボの手に入ったのか?指輪物語の旅の仲間はこの本で活躍した3種族の2代目チーム☆酒好きのスランドゥイル王が登場するのはこの本。
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指輪物語の時間軸を遡ったお話。
なんだかんだ言って、指輪にまつわる話では一番まとまっていて面白いのでは。