紙の本
お勧め出来ません
2002/07/24 19:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは酷いで出来上がりだ。不夜城のあの出来栄えはどこに行ったのだろう。単に人を殺せばいいと言うものではないだろうに。
不夜城では人が死ぬシーンではそれなりの理由付けがあった。今回のはそれが見あたらないのが多い。多すぎる。
粗製濫造とまでは言わないけれども、これはちょっと酷すぎる。不夜城と鎮魂歌の完成度が高かったために非常に残念である。
紙の本
場所の作家の予感が...
2000/12/30 23:28
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投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る
サッカー話とか中途半端な時代の取り込みがいよいよしらけさせる。うーんこの人は場所の作家だと思ったんだけどねぇ。例えてみればロスのレイモンドチャンドラーみたいにね。かなり無理があったかな。
それにしても、どうしてこんなに粗製乱造させるんだろう。作品を追うにつれ確実に散漫になっている。特にこれほど長いなら長さに応じた枠組みとカタルシスが必要だと思うんだけど、この小説にはどちらも全く欠けている。それにしてもかえすがえすも『不夜城』がよかっただけに残念。
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「虚の王」と張り合うくらい好きな作品。すごい勢いで読ませてくれる。わかりやすいってことかな?
マーリオ(主人公)って色んな意味で不憫・・・これは母性本能なんだろか?そんなものを刺激される作品とは思えないんだが・・・
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馳星周さんのホン。私が読んだはじめての本。
日本で生きる日系人の苦悩、裏社会の残忍で刹那の感じ。
とても痛いほど伝わってきます。
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たまに読みたくなる。何度も読みたくなる。馳星周の本の中で一番好き。
ハードボイルド。救いようのない話。加速して加速して加速してそのまま燃え尽きるみたい。
エロ。そしてテロ。犯罪の匂いがたくさんします。
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相変わらず絶望とヤクとカネと裏切りの支配する馳ノワールの世界。人によっては読むのがかなりキツイと思う(大体量が凄いし)。それにしてもこの人は実地の調査が半端ないのか、地理的文化的な描写がすごくうまい。そのあたりがリアリティに繋がってるんだろうけれど。
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人間の欲望、気持ちの変化とかがことこまかに描写されていて、またリアリティがあって引き込まれてしまう本。これはおもしろい!!
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<きっかけ>第一回大藪春彦賞受賞作だそうです。気になって買いました。
<コメント>淡々と読み終えてしまいもうひと展開ほしいなぁと思いました。
ちょっとものたりない感じでいっぱいです。映画も見ましたが、こちらも物足りなさ全開です。
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ハードボイルド好きにはたまらないかもしれないが、読んでたらなんだか悲しくなってしまう。気分がどんどん落ちてしまうので、半分ぐらいで断念。
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基本的にベタな内容だけれど、こういったものには不本意ながらもハラハラさせられてしまう。カーらとルシアが死ぬシーンは、涙もろい人なら泣きそう。
けれど馳作品、もうそれほど読まなくても良いかな。
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「漂流街」主人公のマーリオ(日系ブラジル人)も、ご多分に漏れず世の中へのウップンを溜め込んだ、言わばアウトロー。自滅へ向かって加速しながら突っ走ります。テンポが速く、一気に最後まで読めた。期待を裏切らない(?)(予想通り)のラストでした。
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どいつもこいつも救いようがない。
「頭の中でサイレンが鳴り響いている。こいつは信じるな。」
「頭の中が真っ赤に染まっていく」
やたらこのセリフが多かった気がする。
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かなりのネタバレになってしまうのだが、最後の最後で、実質的なヒロインの本音が洩れ出て、床に散らばった金を掻き集めている瞬間、僕はこの小説を「傑作」と判断した。彼女でさえも、浅ましく、自分のことしか考えていなかった。
好き嫌いが分かれる作家であることは間違いないが、本当に筆の強い作家だ。そしてオレはこの人の小説が好きだ。
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『不夜城』の馳 星周のノワール小説。
追い詰められた日系ブラジル混血のマーリオ達が襲ったのは
関西ヤクザと新宿を根城にする福建マフィアのシャブの取引現場。
例によって銃弾飛び交って、人死にまくり
で、結末はいつもいっしょなんだよなぁ
でも、おもろいけどね。
馳 星周の本がハッピーエンドだったら気持ち悪いし…
しかし、前に見た三池崇の映画って原作と全然ちがってたんね。
ほとんど原型ないくらい…
映画も暴走してておもしろけどね。(吉川晃司と及川光博がいい味だしてんだ。)
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このヴォリュームは、読み出すのに勇気がいるぜー、とおもったら意外にあっさり読めた。まぁ、ちょっとマーリオが単純すぎるかな。ラストはこの時代の馳作品の王道です。