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最適融合のITマネジメント 競争優位を実現する戦略立案ステップ 第2版 みんなのレビュー
- IBMコンサルティング・グループ (著)
- 税込価格:2,640円(24pt)
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発行年月:2000.9
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紙の本
企業の成功を左右するという「最適融合」。ITマネジメントで企業戦略の機能不全を回避
2000/12/20 21:15
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投稿者:今津 美樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「最適融合のITマネジメント」とはいったい何か? またまたITの重要性を語るキーワードだ。昨今の企業におけるIT化の重要性は,あまりに多く語られているため,いまさら言うまでもないと思う。しかし,実際に企業戦略策定のプロセスで,ITとの適切な融合を効率的に実現できる企業は,おそらくいくつもないのではないだろうか?
本書では,ネット社会における新たな顧客やパートナーとの関係を分析し,ビジネス戦略に反映していくことを「コンバージェンス(融合)・マネジメント」としている。この最適な「融合」を実現するためにはITが必要不可欠であり,言うなればIT戦略の立案自体が最適融合の方針に基づいてなされるべきだとしている。確かに多くの賢明な企業はネット社会を見据えた経営戦略で業績を伸ばしている。この秘訣を多くの.COM戦略を推進している企業名をあげて解説している。経営者だけでなく事業企画に携わるリーダーやIT関連部門の方々に一読いただきたい。
IBMではIT戦略立案のねらいは「企業におけるITの最大化である」としており,一般的に語られるような企業戦略のおけるITの価値だけにとどまらず,もはやITは生産性向上や効率化の道具以上のものになりつつあるとしている。では,具体的な立案のポイントはどこにあるのか?多くの先進企業で先駆的な役割を担って,成長を推し進める例を,本書では企業モデルを策定することで明らかにしている。投資効果の分析など,導入に際しての評価基準としても参考になる。
また,IT体系の考え方とインプリメントの方法と要素が書き記されているため,初めて戦略立案にITを組み込もうとしている人にとって,テキスト的に使用できる便利な一冊。
全文に渡り,外資系コンサルティング・グループならではの外来語の多用や,3文字略語の多さに多少面食らうかもしれないが,論理的な分析手法やモデルの構築プロセスの分かりやすさがそれを補完して余りある。
(C) ブッククレビュー社 2000
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