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紙の本
骨髄性白血病にかかり,骨髄移植を受けた女性による,3児を含む家族や友人,信仰に支えられた熾烈な闘病記
2000/10/05 00:15
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投稿者:杉山 由美子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
慢性骨髄性白血病から生還した著者が,同じ病にかかった人の役に立てたらという思いで書いた闘病記。告知,死の恐怖,入院,骨髄移植,副作用に苦しむ長い闘病,復帰という過程を,心の揺れとともに記録している。これを読むと,慢性骨髄白血病は難治性の病で,化学療法でも3〜4年しか生存できないこと,骨髄移植は適合するドナーが見つかりにくいうえに手術しても成功率は高いとはいえず,激烈で長期にわたる副作用があることなどがわかる。
著者の場合,カトリック信者で知人・友人に支えられたこと,病に敢然と立ち向かう強さがあったこと,15歳と14歳とまだ6歳の3人の子どもがいて生きつづける意欲があったこと,夫や実母,義父母,義姉まで金銭的にも日常的にも援助してくれたこと,骨髄を妹が提供してくれて移植手術ができたことなど,ひじょうに幸運なケースのようだ。しかし,この人のように長期にわたる高度で高額な医療を,周囲の支援が得られるなかで受けられる人がどれだけいるのか考えさせられる内容である。
(C) ブックレビュー社 2000
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