紙の本
この世に役に立たないものはない!!
2003/03/11 13:07
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投稿者:真愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、こいぬがうんちをしました。
やがて、すずめがきて「きたねー」と言って行きました。
それでうんちは自分がきたなく、役に立たない事を知り、泣き、落ち込みました。
そんな日、道に落ちていたつちくれと出会い、色々と話していると、土を運ぶ際、荷台から落ちたそうで、自分こそもう役に立つ事はない、と話しました。しかし、ご主人が戻って来て、愛おしそうにそのつちくれを連れて行きました。 うんちはまた一人になり、「やっぱり自分は役に立たない」そう泣きました。
そうして、冬が過ぎ春が来ました。うんちの前にたんぽぽの葉が芽を出していました。たんぽぽは「キレイな花を咲かせるのは、雨と太陽の光のおかげ」と言います。うんちはうらやましく思いました。 たんぽぽは続けて「でももっと大切な物が必要なの」と言います。うんちくんは「なんだろう?」と思いました。しかしその答えは「うんちくんが、こやしになること」だったのです。 うんちくんは嬉しくて嬉しくて、すぐにたんぽぽの葉に抱きつきました。やがて雨に溶かされ、土にしみ込み、たんぽぽの根に吸い上げられ、たんぽぽ全部に広がりました。
そして、とてもキレイな花を咲かせました。
人は時に悲観的になり「自分は役に立たないんだ」と思う事があります。私も例外ではありません。しかし、この本を読んで、「この世にあるもの全て、理由があるから存在するんだ」と改めて思い知らされました。そして、それと同時に、どんなものでも無駄なものなどない、と。
この絵本のラストは本当に暖かく、読み手が安心する程「良かったね〜」と、なんとも言えぬ優しさが伝わって来ます。
是非、読んで頂きたい1冊です。
紙の本
うんちが我が子に見えた
2004/07/17 11:19
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投稿者:竹林の夕日 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーはもちろんですが、この絵もとてもすばらしい!
もちもちとした可愛らしい姿の「こいぬのうんち」君が、生まれたばかりの我が子に見えるほどでした…
ページを捲るごとに背筋がぞくぞくするほどの絵本は今まで見たことがありません。
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韓国の絵本です。
うんちくんが大泣きしてるところがめっっちゃくちゃかわいくて、思わずいじめたくなります(笑)
とても心が温かくなる絵本です。ピアノ楽譜も欲しいなあ。
合唱アレンジもあります。
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子犬から生まれた赤ちゃんうんちは、自分の存在意義を見出そうとしますが、すずめからは「きたない」と言われ、あひるからは「えさじゃない、かす」と言われ、絶望のふちにいた。でもタンポポと出会い、綺麗な花を咲かせる為に自分が必要だと言われた子犬のうんちは初めて幸せな気持ちになれた。人間も、「いらない」と言われるととても悲しい気持ちになるけど、誰かの役に立ててる、必要とされてる、と思えると、いろんなことに頑張れるんだと思う。
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ずいぶん前に買った本です。
多分、小さかったから『うんち』に惹かれて選んだんだろうけど・・・
内容は、とっても大事なことが書かれています。
初めて読んだとき、ポロポロ涙が出ました。(今でもですけど・・)
大きくなっても、ずっと何度も読んで欲しいな、そして
成長と共に、このお話しの意味をかみしめてほしいな・と思います。
絵もすばらしくて、本の中からムクムクっと飛び出してきそうな
声が聞こえてくるような、そんな絵だと思いました。
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第一回キリスト教児童文学賞受賞作品
どんな小さなものでも意味を持って生まれてきたのだよ。というメッセージが込められている素晴らしい絵本です。
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我が家のわんこが散歩中にするうんちのことを日記に書いたら
この本を薦めてくれた人がいた。
世の中に存在価値のないものはない。
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韓国の絵本です。
ある日、置き去りにされた“こいぬのうんち”
寂しさと不安のつのらせます。
ある日、意地悪な泥のかたまりと出会いますが
彼も悩みを抱え、悲しんでいる泥のかたまりなのでした。
カピカピになって、ことりにもさげすまれ…
悲しい運命をどうすることもできずにいる“こいぬのうんち”
そんな哀しみに暮れたある日、タンポポと出会ったのでした。
出逢いと別れ、孤独な“こいぬのうんち”が最後に得た幸せとは…。
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ぼくは、なんの役にもたたないのかなあ
ちっぽけで、なきむしの、こいぬのうんち。
けれど、春がおとずれたそのとき・・・
汚いうんちのはずなのに・・・
うんちがいとおしくなる
韓国の心温まるすてきなお話。
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【12/2】学図。人権週間(個性)。(うんち)(たんぽぽ)(愛)(偏見)(どうぶつ-イヌ、ウシ)(とり-スズメ、ニワトリ、ヒヨコ)(韓国の作家)。0911読みたい本
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初めての出会いは図書館での読み聞かせ。
小さい子向けの時間だったのですが、聞いている私の方が
思わず涙が出てしまった一冊です。
こいぬのうんちは、いろいろな出会いの果てに
自分を必要としてくれる存在にたどり着きます。
うんちの姿がどろどろに溶けて土の中に染みこんでいくシーンは
とても美しくてジーンとしていまいます。
温かみのある柔らかい絵。
小さい子向けですが、小学校の低学年の子供達に
読み聞かせをしてみました。
最初は「うんち~?」なんて言っていた子供達でしたが、
最後はホッとしたような優しい空気が教室内に流れました。
読み聞かせしてよかったな、と嬉しく思った本です。
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ある日、犬が道ばたにしたうんち。汚いと言われショックをうけます。そこへ土塊が来て・・・。科学絵本とは言いがたい。悪くないけどちょっと中途半端な印象の絵本です。子どもはうんちが好きなので、何でも良い時にはつかえるかも?(6分)
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こいぬのうんちだって役に立つのだということをわかりやすく教えてくれます.
アイデンティティ探しの絵本かな?
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表紙惚れ。
いぬのうんち姿(とくに後ろ姿)ってなんでこんなに哀愁が漂ってるんでしょう・・・。
イラストもきれいな色遣いでした。
追記
7歳9ヶ月の娘
4歳9ヶ月の息子に読み聞かせ
表紙は覚えてたけど
話は全然覚えてなかったー
こいぬのうんちのおはなし
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「こいぬのうんち」が紆余曲折ありながら「たんぽぽ」の「こやし」になってめでたしめでたし、なお話。
たんぽぽにによって自分の存在価値を見つけるうんちくん。
二人がぎゅっと抱き合うシーンは、なんとも不思議な暖かさが伝わってきた。
「うんち!」とよく似たストーリーだけど、受ける印象はだいぶ違うなぁ。