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紙の本
小さなヤマネが大昔から生きのびてきたそのわけは......
2000/10/13 12:10
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投稿者:MIYO - この投稿者のレビュー一覧を見る
一年前の夏に産まれたニホンヤマネの若いメスのチッチの一年の生活は、ヤマネの習性.生態を生き生きと描いた科学読み物となっている。
発情したオスはヤマネの赤ん坊声とよく似た超音波をだすこと。行動範囲が広く.、枝の下側を移動し、葉のうらでスケートをするようにすべりながらわたる。
食物は季節に応じて多様であること。冬眠場所や冬眠の仕組みなど、著者が長年ヤマネの行動や生態を調べて、直接観察してきた研究でわかったことをまとめたもので、どれをとっても興味深い。
著者のライフワークはヤマネの総合的な研究とその保護で、ヤマネが日本の森でずっと住めるようにするための研究を続けている。
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