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ビジネスリスクマネジメント 企業価値を向上させる 国際会計士連盟研究報告 みんなのレビュー
- 国際会計士連盟 (編), 中央青山監査法人経営監査グループ (訳・解説)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:東洋経済新報社
- 発行年月:2000.10
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紙の本
先進的なリスクマネジメントにより株主価値を飛躍的に高めていく方法論を語った
2000/10/12 17:52
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投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る
雪印乳業の食中毒事件や、ブリジストン子会社の米国ファイアストーン社製タイヤが原因と見られる死亡事故、あるいはダイエー元社長鳥羽氏のインサイダー取引疑惑など、近年、企業の不祥事やその後のマスコミ対応のまずさが、売上の大幅減少、ブランドイメージの低下、株価の低迷といった極めて深刻な事態を招いているのを目の当たりにして、当社も他人事と見てはいられない、という思いを抱く方も多いだろう。
上記のようなトラブルは、本書の定義によれば、「ハザード(危険、障害)リスク」と呼ばれるものになるのだが、これ以外にもリスクには「不確実性リスク」、「事業機会リスク」に分類されるものがある。本書が提案する先進的なリスクマネジメントとは、これら3つのリスクを適切に管理し、株主価値を飛躍的に高めていくための方法論である。
本書では、具体的な管理方法として、「ハザードリスク」、「不確実性リスク」、「事業機会リスク」のそれぞれについて、リスクの企業に与える金額的影響度の強さと、そのリスクの発生率との組み合わせでリスクを分析する、という手法が解説されている。また、リスクマネジメントを実施する組織やトレーニングなど、運営体制の具体的な構築ステップも示されている。
企業の株主価値を高めることは今後ますます重要となっていくし、不祥事等による株主価値の低下は、株主代表訴訟によって経営者自身が個人賠償責任を負わされてしまう、ということが頻発すると予想される。企業に取って、本書で示れたリスクマジメントの体系的な手法を学び、また実際に導入することは必須となっていくだろう。
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