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やはし後期の方が好きだ。大島弓子。肩の力が入ってない。きわめて自然体で。すべて愛猫サバとの日々を綴った話。漫画を描いていると禁断症状で猫をさわりたくなるというところ、僕も家で勉強してるとちょびちょびスノをさわりたくなるなぁ、とか思って読んでた。いろいろと猫と犬って、共通点もあるもんだな。今はスノが一番だけど。いつか猫を飼いたい。でも働き始めたら、なかなか面倒見れないし、当分はできないかしらん。(06/12/5)
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サバという猫と一緒に暮らす作者の大島さんのエッセイ集。
大島さんが人間離れしているようで、じつは人間臭いと感じた。すぐウツになったりするところが特に。
サバと大島さんがお互いにべったりでないところが惹かれる。
サバはサバで世界があって、大島さんは大島さんで生活がある。情感豊かな物語の中に絆を感じる。
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大島弓子による、一匹目の猫のサバとの暮らしをマンガにした感じ。
猫だけじゃなくて、近所の公園に捨てられたニワトリとかも出てくる。
グーグーだって猫である、に比べると、猫を含めた生き物がもっと擬人化されていて、作者の想像がずっと投影されている感じ。何せ猫もニワトリも基本的に人の姿で出てきます。猫の飼い方も今の常識からは、かなり逸脱しているから、本当に猫大好き!猫大事にしたい!って人はイラっとくるかもしれません。私の場合は、こういう時代もあったのね、と思ったのみでしたが、それでも人間の食べ物をホイホイあげてるところを見て、ちょっとびっくりしました。でもむかしはこれが普通だったんだろうな。
基本的に作者が猫を含めた人間の言葉を喋れない生き物を大事にしている視線のような物が伝わってきて、それがとても気持ち良かったです。
サバ
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かの有名な「綿の国星」は読んでいないのですが、古本屋で見かけてつい買っちゃいましたw
のんびり、まったり、ほんわかな感じの中にもさりげない鋭さがチラホラ。動物見るのは好きだけど、買うのは手間、と思っている私でさえ心惹かれるサバの愛しさ・・・猫好きさんにはたまらん感じなのでしょうねぇ(笑)
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なんとなく敬遠していた猫ものだが、悪くない。気軽に読める。
サバの去勢手術のあいだに見る「ツミとバツの桜ふぶき」は経験があり身につまされる。
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新年初読み。猫と(もっといえば動物たち)人間を隔てる境界線が曖昧な大島弓子のマンガ世界の豊かさよ。でも、少し不思議な読み心地。
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大島弓子が好き、さらに、猫が大好き。
の、人という、非常にターゲットが絞られた漫画です(苦笑)
わたしは、猫好きの条件を満たしていなかったので、うーん、なかなか辛かった…
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エッセイ漫画
これを読んでいると、私のことを許容してくれている感覚になる。
心地いいってことはなんに考えないこと。そうだった。
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大島先生と飼い猫サバの日常を描いたエッセイ漫画。(基本的に)ゆったりとした時間が流れていて、いい時間を過ごしているな…と思う。近所の3羽の鶏のエピソードが好き。
“書いているものが無機質的でつまらなくてメチャクチャであっても 最後のページまで紙面をうめてみることです
そうするとある箇所でふと 有機的で個人的で感情的なエピソードの一端が見つかることがあります
うまくいくとそのエピソードの一端が呼び水のようになって 全物語世界をどとうのようにひっぱり出してしまいます
しかもそれによっていままで書いていたくだらないメチャクチャなエピソードまで全部生き返ることがあるのです” (p254)
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「いいやあいつは太った」この台詞が可笑しいのに洒落ている。こんな台詞が出るのは大島先生ならでは。前作と比べるとあっさりした印象。そのあっさりさに気がつくと嵌まり込んでいる。上品な貝のスープみたいで時々飲みたくなる作品。