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日本の歴史(21)
明治人の力量 明治時代後期
ISBN:9784062689212
・佐々木隆(著)
講談社
2002/08/10出版
396p 19cm(B6)
◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
明治期、日本が列強より認知され、侵略の危機にさらされないために、国家目標としたのは「不羈独立」だった。帝国憲法制定、藩閥と政党による議会政治の進展、条約改正、軍事力強化と朝鮮半島・大陸への関わりなどは、西欧に伍す強国たらんとした苦闘の姿だった。帝国議会の攻防の日々、調整者としての天皇、一般人の生活実態など、新知見を満載。
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◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
序章 不羈独立を求めて
第1章 立憲政治の開闢
第2章 元勲内閣の手腕
第3章 島帝国の孤独
第4章 相次ぐ転機
第5章 巨頭宰相の真骨頂
第6章 明治の日蝕
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2002年刊。◆明治後半期を「不羈独立」の実現をキーとして、日露戦争・韓国併合・関税自主権回復・明治天皇崩御までを叙述する。議会対政府(藩閥政府)、政党対政府の在りようを、様々な政治家の合従連衡を軸として叙述するので、権力闘争に関心のある人には興味深い内容かも。短命に終わった隈板内閣の歴史的意義についての言及もなるほどと思わせる。面白いフレーズとして「一つの大洋に二つの海洋強国は長期間並存できない」としつつ、「歴史上、大陸軍国と大海軍国を兼ね備えた国はない」とある。事後の日本帝国崩壊を暗示しているようだ。著者は聖心女子大学教授。
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この巻では、明治後期の政府・文化や、幕末の時に締結した不平等条約と改正したり、「憲法」を制定したり色々解説されています。