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宮部みゆきなのに、読むのに時間がかかった! 内容は難しいのかな?歴史ものだから。と思ったけど、ほぼ内容は内輪の話。
近頃読んだ宮部みゆき作品の中ではダントツに良い。
主人公孝史の本物の若者らしいこころから出る優越感だとか、反発だとか、ちょっと軽率なところとか、弱いところとか、あまりにもリアルでよかった。時々むかついたけど。 むかつかせるなんてすごいよね。実は。
ラストはTVで見たことがあったようで、あ、なんか知ってる!と思った。ドラマ、また見直してみたい。
ラストのちょっとさびしいハッピーエンド?も、やりすぎでなく、よかった。
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前評判が良過ぎて、ちょっと拍子抜けしちゃったんやけど、それでもやっぱり宮部みゆきやから、引き込まれたかな☆
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この作者の作品はほぼすべて読見ましたが、知名度は低いのに一番好きな作品です。時空間移動等の話は好きではありませんが、なぜかこのお話はお気に入りです。やはり幸せでない結末の話が好きみたいです。
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純粋におもしろかった。よくあるミステリーとはちょっと違うけれど、退屈することなく一気に読んでしまいました。
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大学受験に失敗し、予備校の試験を受けに東京にやってきた孝史はホテルで火事にあうが不気味な男に救われる。この不気味な男・平田は実はタイムトラベラー。孝史は昭和11年にタイムスリップしてしまったのだ!
しかも昭和11年の2月26日、つまり2・26事件の日だったのだ!平田に連れてこられた家・蒲生家の主人は陸軍の大将。その主人が自決したと同じ時、日本は大きくうごいて行く。
ミステリーとSFが程よく混ざっていて面白いです。孝史と蒲生家の女中・ふきとの淡い恋も良いです。最後の章が切なくもほんわか暖かかった…。
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主人公が226事件あたりの時代にタイムスリップしてしまう話。
主人公に好感を抱けなかったので、ちょっとしんどかった。
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時間旅行の能力者につれられて現代から二・二六事件の起こる昭和初期にタイムトリップした主人公。現代ではありえない身分の差や「お国のために」精神を目の当たりにしつつ、恋心も芽生えちゃったりして。ラストは号泣必至。
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受験生の主人公が2.26事件の日にタイムスリップしてしまう話。
日々を生き抜いていくという事、その尊さが胸に響きます。
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タイムトラベラーの力によって現代から二・二六事件のあった時代に飛んでしまった青年。そこで起こっていた事とは・・・。
タイムトラベラーの孤独と苦悩が描かれている。超人的能力者の悲しみは、宮部さんのテーマなのだろうか?若干長すぎで間延び感もあり。
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タイムスリップて!!えぇぇ!?なんでもありかよっ!と興奮しつつ読みました。歴史も学べておもしろかった☆
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浪人生の主人公が2・26事件の時代にトリップしてしまう話。結構長いから自分も一緒にトリップした気分になってたw最後はやっぱ切ないなあ・・・
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平凡な人生を歩む一般人が、歴史の中に迷い込むというストーリーはよく見かけます。宮部色なパラレルワールドをどうぞ。
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日本SF大賞受賞作。使い古された、所謂古典的なSFの“技”を使った作品なのだが、全く古さも違和感も感じられない。それはこの“技”が物語を構成するには必要不可欠なもので、謂わば必然だったためなのかもしれない。
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宮部みゆきの最高傑作だと思う。とにかく泣けます。「模倣犯」等を読んで、評判程ではないなと思った人は、ぜひこれを読んでみて下さい。(「模倣犯」について、映画はカスでしたが、小説はある程度はおもしろいです。)ただし、前半の数十ページが地味で、「も、もしかしてハズレ?」という感じがするかもしれないのでご注意を。泣きたい人にオススメ。
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大学受験に失敗した主人公が2.26事件のただなかにタイムスリップするんですが、ちょうど蒲生邸の主人が死んで、それが果たして自殺か殺人か、というお話。
前に読んだときはあまり印象に残らなかったのに、今回は素直にいい話だなあと思いました。
辛い未来を知っても、それを受け止めて、その時代の人間として生きていこうとする人たち。
「ずるをしない生き方」というのは、口で言うほど簡単なことじゃないですよね。
私たちはこの不況で、わりと簡単に「バブルの時期に就職したかった」だの「あのとき株を買っておけば」だの言いますが、実際に「戦争」という未来を知っていながら、そしてそれが敗戦に終わることを知っていながら、「ずるをしない」生き方を選んだ人がいるのに、未来を知っているからそれで大もうけしようなんて、そんな「ずる」をしちゃいけないですよね。
どうしても人は誘惑に負けやすい生き物ですけど(笑)。