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読書録「世界遺産 太鼓判55」3
編 世界遺産を旅する会
出版 小学館文庫
p192より引用
“ヨーロッパを旅すると、旧市街の中心はた
いてい、市場広場と市庁舎、大聖堂が都市の
ランドマークとしてあり、日本でいえば鎌倉・
室町時代にまで遡れるほどの歴史の街に、増
改築を繰り返しながら、現在もなお、人々が
実際に暮らしていることに驚かされる。”
目次より抜粋引用
“聖地を巡礼する
芸術家ゆかりの街を訪ねる
自然の偉大さを考える
古代人の知恵に驚く
都市の建築を楽しむ”
地球と人類の歴史を今に伝える、世界遺産
を紹介する一冊。
人々の心の支えとなるような聖地から人類
が作り上げてきた街並みまで、美しい写真を
惜しみなく使い紹介されています。
上記の引用は、ヨーロッパの街並みについ
て書かれたコラムでの一文。
主な建材が石材である地域だからこその特徴
と思っていましたが、破壊を受けた後にもと
に戻そうとした、その地の人の行動の賜物の
ようです。多くの人の協力がなくては出来な
いことでしょうが、本当に大切な物を残すた
めには、出来る範囲で足並みを揃えて行動し
たいものです。
気軽にあちこちへ旅行に行けない今、元の
平穏な世界に戻るまでの気持ちの慰めに良い
一冊ではないでしょうか。
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