ミミズクとオリーブ みんなのレビュー

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仕事帰りの電車の中で読んでいて、とにかくやたらお腹が空いてしまったほど「美味しそう」なミステリ。言い方は変だけど、読んだ方には納得してもらえるのでは？料理上手な奥さんの安楽椅子探偵ぶりも素晴らしいけど、主人公で作家である夫のすっとぼけぶりもひょうひょうとしていてなかなか楽しい。

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意外に面白かったとか言ったら失礼かな。思った以上に本格ミステリ的な面白さに溢れてるし、探偵役の奥さんの女性ならではの視点から見たロジックとかさすが。またそのほかの部分、季節感溢れる描写といいおいしそうな料理といいもうなんかミステリなんかどうでもいいくらい。

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こんな夫婦がいいな。
結婚もまんざらじゃないって思えちゃうよ。おバカさんな旦那がかわいい・・・
出てくる食べ物が美味しそうで、う〜〜ん…　困ったw

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シリーズ第１作目！和風な雰囲気とテンポの良い会話が魅力です。たまに笑えますｗただ、人によって好き嫌いに分かれるかな・・・。

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事件そのものはなんだか2時間ドラマ的であまり私好みではないけど、梅見月のお話は良かった。この奥さんが素敵だ。

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優しくて料理もうまい、素敵な奥さんが名探偵。旦那といい、その友人といい、本当に世話のやけるオトコどもですが、奥さんは心が広いのです！（…偉いなぁ）

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古風で控えめ、お料理上手で冗談にも付き合ってくれて、なんて理想的な奥さんでしょう。こんな奥さんなら誰でも欲しくなっちゃいます。しかも名探偵の才能まで持ってるんですから。知性の象徴であるミミズクとも仲良しで、なんともほのぼの。一方の旦那さんも、飄々としたというかとぼけた人で、二人のキャラのお陰でミステリの真相がどろどろしたものでも読んでて嫌な気分になりません。平成に入ってからの作品ですが、昭和のイメージで読んだほうがしっくりくるかも。

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のほほんとした主人公（ぼく）と名探偵役の妻。気負いなく読めるミステリー。出てくる四国の郷土料理がとてもおいしそう。会話も楽しい。

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ワトスンを思わせる作家で語り手の夫とホームズ役の彼の奥様の、何処かほのぼのとした柔らかな雰囲気にほんのりと酔う。

すなお氏の作品は日本神話のスサノヲを題材にした｢スサノヲ自伝｣を読んだことがあるが、その荒々しい文体を意識していただけあり、嬉しい誤算と喜んでいる。

個人的には端々に見える奥様ホームズの女性的視点を他の女性から見る視点と比べてみたいかも(笑)

私はワトスン状態なもんで。

北村薫氏の｢覆面作家ー｣シリーズに並ぶ小気味よい作品です。

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彼女は　八王子の家を一歩も出ることなく事件を解決　旦那さんとの静かな生活がほほえましいです　彼女の作る料理が食べたい。。。
　

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安楽椅子探偵ものというそうですが、作家である亭主のボケかげんと、親友の刑事の掛け合いを楽しむシリーズですね。関西以西の出身者には、奥さんの作る食べ物が魅力的です。

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小説家である主人公“ぼく”と、その奥さんが大活躍…と言いたいところですが、実際に事件を鮮やかに解決するのは奥さん。究極の安楽椅子探偵です。“ぼく”は悪友である河田刑事と奥さんの会話に茶々を入れるのみ（笑）その会話がとっても面白いのですけれど。

そしてもうひとつの見所は奥さんが作る数々の手料理。これが本当に美味しそう！一度でいいから食べてみたいなぁ。庭に遊びに（？）来るミミズクも良い味を出しているし、そのミミズクをお客さんとして迎える奥さんも、とても素敵だと思います。ミステリが楽しめ、尚且つ美味しそうな料理も拝めて、一冊で二度美味しい感じです。軽く読めるミステリがお好みの方にオススメです。

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奥さんが古風すぎてついていけない部分もあるけれど、なんだかまったりした田舎っぽくてお人よしそうな登場人物はとても魅力的。
ミステリ部分はけっこう殺伐としているのだけれど、全体的にのんびりしている。
田舎とか故郷とか古きよき日本、というかんじ。