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21世紀銀行業の競争 クルックシャンク・レポート みんなのレビュー
- D.クルックシャンク (著), 古川 顕 (監訳)
- 税込価格:3,520円(32pt)
- 出版社:東洋経済新報社
- 発行年月:2000.11
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紙の本
消費者にとって理想の銀行サービス
2001/09/20 21:51
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投稿者:onomono - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀行側の論理ではなく、消費者側の論理によるレポートである。消費者にとって有るべき銀行の機能という視点で、現在の銀行の収益構造やサービスの競合状況を細かく分析して、結果に基づいて提言がなされ、その提言を受けた政府の対応までが書かれている。米国の例は出てくるが、日本の例は全くと言っていいほど出てこないのが驚きである。日本の銀行はベンチマークにはなり得ないということか。
また、電子サービスの最先端を行こうという姿勢が読みとれる。それは、英国では事務処理の効率性とか正確性の点で改善の余地が大きいという理由もあるのかもしれないが、いずれにしても21世紀の銀行業としての競争力をつけるには必須ということであろう。
日本では不良債権問題等、個別問題の議論に終始していて、消費者にとっての理想的な銀行サービスとして体系的な議論がなされていない。
こういう提言は銀行と利害関係を持ってない機関でないと難しいと思うので、ぜひ、クルックシャンク氏に日本の銀行についてのレポートも書いてほしい。
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