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教科書に小説が載るときって短くされると思うので、「鳩の栖」も短くなって掲載されたのでしょうか。
丸ままは・・・まずいと思うのですが(笑)
学年などにもよるけれど、小学校高学年以降ならわかる子はわかるでしょう。
いろいろ書こうとしたけれど、ややこしいのでやめます・・・。
この話から何を学び、それをどのように教えるようになっているのかわかりませんし、この話が教科書に載っているということに賛否両論あるのでは?とも思うのですが、こういう作家がいてこういう世界がある、ということを思春期の子どもに知らせるということはすごくすごく大きな意味があると思います。
本を読まず、教科書でしか小説というものに触れない子どももたくさんいると思います。
教科書に載ってる小説は家族の話とか、自然の話とか枠の中にきっちりおさまってる「いい」話ばかりなんじゃないかと記憶を辿っても思います。
だけど、世の中には枠におさまらない話とか世界もたくさんあるし、現実の世界で困ったときや辛くなったとき、苦しくなったときにむしろそれらの方が力になったり逃げる場所になることが多々あると思うのです。
別にこの話じゃなくてもいいし、これ以外にふさわしい(?)小説があるのならそれでいいです。
「良い話」ばかりじゃなくて、本当に自分が好きだと思えるものとか、人生の糧となるような本や作家に出会えるきっかけが、できたらこれからもちょっとでいいから教科書にあればと思います。
長野さんの小説としてはそこまで好きではないので星は3つで。
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「栗木」が約一年前の模試に出題され、問題を解くのもそっちのけで夢中になって読んだ記憶があります
(超主観読みになって点数はボロボロでした……というか、完全に邪目線に陥っていたのだけれど)
どの作品の少年たちも「切ねぇ!」ですが、一番「切ねぇ!」だったのは真木君でした
淡々としているけど、優しい文章が印象的です
思春期の少年たちの、子供と大人の狭間の、揺れ動きやすい感情が素敵に描かれていると思います
BL、と言い切るまでではないけれど、淡い感じが好きです
長野さんの他の作品も、読んでみたいと思いました
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長野さんの書かれる少年が本当に好きです。カスタネアは国語の教材で読んでからとても気になっていたのですが、泣きたくなるくらい好きです。
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p11〔「静かなのはいいことだよ。声をはりあげなくたっていい。耳を澄ませば、いくらだって聞こえるんだから。」(鳩の栖)〕
短編5本。
『鳩の栖』はある少年の静かな一瞬。
『夏緑陰』は過去を見る話。
『栗樹』は好きな相手に程意地悪しちゃうあれ?←
しかし最後はなんだか涙が出てきました。
『紺碧』『紺一点』は『紺極まる』の過去です。
浦里、やっぱりお前もか。と言いたくなりました。浦里は天然物って意味がよくわかるよ…。義兄のことが気がかりで仕方ない感じ。
全体的に直接的な暗喩はありません。それっぽいな~と思う位です。匂わす台詞はあり。
*個人的に気になるもの。
漢字一字でひらがな三字の名前。
レモンの意味する所。
海の意味する所。
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短編のどれも萌えるがやはり紺碧・紺一点の連作2編がたまらない。義兄弟義兄弟。そういえば兄弟ネタ多いねこの本。
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抜粋
窓に光る雨垂れは硝子の中から沸いてくるように見えた。
日本語の美しさ。
心情の描写が丁寧で心が震えるよう。
文字数少ない短編でこんなにも心が切なくなって涙が込み上げる話を書ける長野まゆみさんは本当に素敵だ。
長野さんの言葉、それはまるで鉱物のようだと時々思う。
無骨な漢字の殻の中に秘める奇跡の煌めき。
長野さんの手によって研磨された言葉を読愉しみ。
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どれも少年ものばっかり、ですねー。
いつもの事ながら・・・
紺シリーズは続きのお話があるようなので読みたいです。
長野さんの作品はかなり癖がありますがこの独特の雰囲気が好きです。
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うつくしくあわい。
透明な切なさ、苦さ、やさしさ。
「夏緑陰」
「栗樹―カスタネチア―」
が特に好み。
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短編+続編1本の、3時間あればぜんぶ読めるお話たちです。
最初は、あらすじにあるお話。ほんのりとした恋心にも近い友愛と、忍び寄る静かな終わりの気配。逝ってしまう少年の、それでも明るい振る舞いが、ちょっと切なくなります。
あと、それほどホモホモしていないのでちょっと安心します(笑)
全体的には、淡い雰囲気漂う内容です。
猫道楽と比べると結構薄過ぎるかもね。
脱線しますが、長野まゆみさんの思う理想少年像って、手にとるようにわかりやすいですね。
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表題作「鳩の栖」はたった25ページの物語。すこし物足りなさを感じるところもありますが、この物足りなさが、操が樺島のことを何も知らないと思い、感じているもどかしさのようなものに似ているのではないかと思います。
個人的には「栗樹」がとにかく印象強いです。
「紺碧」「紺一点」の続編らしい「紺極まる」も読んでみたい。
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珍しく現代日本が舞台の、ファンタジーは一切でてこない短編集。
正直、ファンタジーもいいけど、こっちは相当いい。
表題作『鳩の栖』をはじめ、全部お気に入り。私のおすすめは左作と『夏緑陰』
長野さん初心者におすすめの本です。
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私はショタ趣味はありませんが、理想の少年像は?と聞かれると著者の作品がちらほらと思い浮かびます。
儚い文体、空気感、全部、影響受けた作品ですね。
あと。ヨーグルト食べたくなる。
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思春期の揺らぎのある透明な静かさを掬ったような短編集。
時代は大正あたりのイメージでしょうか。言葉遣いはやや文学調ですが、癖がなくさらっと読めます。
表題作の「鳩の栖」が好きでした。
淡々と描く静かさが素敵な作品。
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長野まゆみさんを読んだことがなくて、
中村明日美子さんみたいな少年愛を求めている人におすすめしたい本。
独特の雰囲気がありますが、それが大丈夫なようでしたら本当に非常におすすめします。文体にくせがあるので、苦手な人は苦手かと思います。
それになにより少年愛をズバズバ書いてますからね!!!!
彼女の作品は何の疑問もなく、みんなホモですからね!!!!!
この中に収録されている、「栗樹―カスタネチア―」が、
…驚かないでくださいね。
現代文模試の……小説読解に選ばれていたのですよ……
なにを…考えているんだ……ベネッセ…
そんなにガッツリとした部分ではなかったのですが、いやしかし、いやしかしですよ、長野まゆみ作品ですよ。
そのような描写がないページなんてございませんよ。
おかげで模試が終わった後の女子はヒソヒソささやき合いましたよ。
「え?なに?あれ、弟はお兄ちゃんが…好きなの……?肩が触れ合っただけで赤面して動機が激しくなってときめいてたけど、それは…そういう…ことなの?」
「しかもお兄ちゃんは友達(男)が好きみたいな」
「えっ、近親相姦でさらにホモなの?禁忌キッズじゃん」
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読みたいのに図書館にも本屋にもなくて探し回りました。
数年前のナツイチに入っていたようで、
その売れ残りっぽいのを本屋をはしごしてようやく見つけました。
紺一点が読みたかったんです・・・。