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紙の本
マイクロマウス専門の解説書が登場。これ1冊で基礎知識から実際の製作法,さらに競技内容までをすべて網羅
2001/03/18 22:16
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投稿者:吉川 明広 - この投稿者のレビュー一覧を見る
迷路のなかを小型ロボットが走り抜けるマイクロマウス競技は,いわゆるロボコン(ロボットコンテスト)のなかでは最も歴史が古いものの1つ。1970年代後半から世界各国で開催されている。日本でも1980年の第1回全日本マイクロマウス大会以来,毎年開催され,2000年で第21回を迎えた。近年は出場者の技術レベルがどんどん上がり,“出走”するマイクロマウスの性能も飛躍的に向上。上位に入賞するのは困難になっている。しかし大会では,プロの技術者が設計したり,高価なパーツを使ったロボットが必ずしも強いとは限らず,「そこにロボコンの意義や面白さがある」と筆者はいう。
その筆者が掲げる目標はずばり,“4万円”で“勝てる”高性能マシンを作ること。まずは前提知識として,マイコンのインターフェース・ポート,周辺回路との接続,モーターとセンサーによる制御手法と回路例,迷路を解くためのアルゴリズムなどを詳しく解説する。続いて,安価なワンチップ・マイコンやステッピングモーターを使った製作例を挙げ,材料や部品の入手方法から,必要な工具,回路基板の加工法,配線の仕方,検査・調整法に至るまで紹介している。製作例に使われたマイコンのプログラムについては,充実したコメント付きのソースがすべて掲載されており,付録CD-ROMにも収録されているのがうれしいところだ。
それにしても,マイクロマウスについてこれだけまとまった解説書はおそらく初めてではなかろうか。これまで関連情報が少なくて困っていた技術系の学生などには,まさにバイブル的な1冊になることだろう。
(C) ブックレビュー社 2000-2001
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