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ライオンと魔女を読んでから、種明かしのつもりで読むのが私のオススメです。でも本作を読まないで、ナルニア国なんかイマイチだったな〜とは言わないで欲しいです。アスランが天地を創造する情景の豊かさ、ディゴリーの母親を思うあまりの我儘にアスランが涙を流して同情する場面などが感動的です。ディゴリーとポリーがケンカしつつも仲が良いところもリアルでいいです。
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再読。
『ナルニア国物語』第6巻。第5巻からさらに数百年前、ナルニア国誕生の有り様が描かれる。
ナルニアの生まれる様子や、銀のりんごを取りに行く場面などは創世記を思わせるし、賛美歌を愛する馬車屋が、以前にアスランに会ったことがあるような気がする、と言うのも、やはりアスランにキリストを重ねているのだろうと思う。
最終章のタイトル(「この話は終わり,ほかの話がすべて始まる」)に表されているように、第1巻『ライオンと魔女』の頃から語られていた伝説の由来であったり、白い魔女の背景であったり、ナルニアの場違いな街灯が生まれた理由であったりと、様々なことが解き明かされる意義深い巻。
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繋がりが見えて、もう一回ライオンと魔女読みたくなった。
あ!魔女!!ってなったよね。
今回のナルニアへの行き方好きだった。間のところ行きたいね。
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ナルニア国物語を時系列順に読み返そうと思い小学生ぶりに読んでみた。
話として面白いかと言われると私はそうは思わなかった。ただ小学生の頃の記憶が少しずつ呼び戻され、「あ〜こんなんあったな」という気持ちになった。
ナルニアがどのようにできていったかという話なので、続きの作品を早く読みたいという気になった。
後、「魔法は魔法を信じているところでしか使えないのです」はめっちゃ好きなフレーズになった。
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ナルニア国物語シリーズの一つ。
時系列で言うと一番最初に当たる本作。
読む順番については、とあるサイトの記事で、作者自身が発売順ではなく物語内の時系列順で読むことを薦めていることを紹介されていたので、まずは本作を読了。
というわけで、発売準ではなく、この順番で読もうと思う。
①魔術師のおい
②ライオンと魔女(本作)
③馬と少年
④カスピアン王子のつのぶえ
⑤朝びらき丸 東の海へ
⑥銀のいす
⑦さいごの戦い
子供の屋根裏探検から不思議な世界へワープする。恐ろしい魔女に出くわし、危険な旅が始まる。世界を創造するライオンに、喋る動物。不思議な世界はまさにファンタジー。
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「ライオンと魔女」が今ひとつだったので、心配だったが一応読んでみたら、思った以上に面白かった。
コミカルなシーンもよく書けていたし、魔法の描写や異世界の世界観もリアルになっていた。おじと御者という大人を出すことで、お説教の内容もより深くなっていたように思う。
ルイスも腕を上げたなという上から目線。1作目と6作目を比べると、明らかに6作目の方が上手い。ルイスですら、上手くなるには書かなければいけないし、ルイスですら上手くなる余地がある。凡人にとって、それが普遍的な希望になる。
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なんだかいかにも怪しげな鐘があるから叩いてみたら、古代の大悪魔が復活するわけである。その悪魔がその後も何年にもわたって住民を苦しめるというんだからね、好奇心は猫を殺すという、子ども向けとしてはなかなかにシビアなメッセージじゃないか。まぁそれでもやってしまうのが子どもというものだよね。
というわけでナルニア・ゼロというか、スピンオフ感あるけど、まぁちょっと説明臭いかな。
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イギリスの児童小説。読んでてワクワクする。
まだ全容は分からないけど、キャラが生き生きと描かれていてとても面白かった。
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“世界と世界のあいだの林”
ポリーの言うとおり、本当にすてきなことば。
“いのちのはりつめた静けさ”の幸福感。
ディゴリーってカーク教授なのーーーー!!!!???って楽しいネタバレ要素!
こんなことってあるんだ!
それに序盤の章でサクッと伝えられている。
ディゴリーは大きくなって、(中略)あの有名なカーク教授になるのです。って。まじかい
例の街頭がナルニアにできる瞬間を見た
だからあの街頭がロンドンに繋がるシンボルになっていたことにもつながる
(魔女がロンドンの街頭からねじりとった鉄棒をライオンの眉間に投げつけそれが落ちた地面に鉄棒がめりこんで街頭ができた)
そしてこの本の最後には銀のリンゴの木から材木を採った衣装ダンスになった、、と
児童文学でこんな回収される感情たちに出会えると思わなくて素敵などきどきわくわく味わいました
解説より参考になったことをひとつ記す
“馬は理性はないけれども感情は豊かであるといわれる動物だ。イギリスの文学者は、これをよく知っていて、理屈ばかりで頭でっかちになりがちは人間の社会を批判するときに、よく馬という人間と親しい動物を引き合いに出してくる。”