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XPエクストリーム・プログラミング入門 ソフトウェア開発の究極の手法 みんなのレビュー

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.0

評価内訳

8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

究極の(?)ソフトウェア開発方法論

2001/02/18 13:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:淳  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ソフトウェアプロジェクトをどのように運営していくか、あるいは自分がプログラマであればプロジェクトにどう参加していくか、ソフトウェア開発の方法論はこれまでも様々なものが議論されてきた。Extreme Programming (XP)は最近流行のプログラミング手法のひとつである。

 本書によると、XPの基本的な概念はこうだ。

 コミュニケーションを密にして、設計は簡単にする。ユーザからのフィードバックを大切にして、丁寧な作業を行なう。そのような原則のもとでコーディング、テスト、ヒアリング、(再)設計のルーティンワークによってプロジェクトをまわしていく。

 またその具体的な実践の概念として、計画ゲーム、短期リリース、メタファ、シンプルな設計、テスト、リファクタリング、ペアプログラミング、共同所有、継続した結合、40時間労働、オンサイトのユーザ、コーディング規約、といったキーワードが挙げられている。

 これらの概念の中には、ペアプログラミングや40時間労働の厳守、開発にオンサイトのユーザを確保することなど、現実問題として実現が困難な目標もある。しかし基本的には、既に我々が現在でもプロジェクトの運営に関して気をつけていることとの共通点も多い。全ての概念を実現することができれば、まさに「究極の(Extreme)」プログラミングとなろう。

 正直なところ、プロジェクトの運営方法として究極を目指すかどうかはまた別問題である。しかし自己の方法論の再確認のためには、究極の手法を知ることもまた必要だ。序文の最後で Erich Gamma が述べている次の言葉がそれを明確に示しているといえよう。

 「この本を読み終わる頃には、XP信者になるか、そうでないかのいずれかに心は決まるだろう」

 さて本書を読むとXPの概要やその哲学を理解することができる。先に述べたようなXPのキーワードを中心として、XPとはどういうものか、自分の係わるプロジェクトにどう適用すべきか、あるいは上司や同僚にどう啓蒙していくか、丁寧に記述してあり参考になる。一点だけ苦言を呈するとすれば翻訳があまりにも直訳調でいまひとつであり、やや読みにくく感じたことが残念だ。

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紙の本

出版社コメント

2003/02/14 19:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピアソン・エデュケーション - この投稿者のレビュー一覧を見る

エクストリームプログラミング(Extreme Programming, XP) は、最近話題になり、昨年からアメリカで広まっている小中規模のソフトウェア工学の方法です。常に2人がペアになってプログラミングを行い、試行錯誤とテストを繰り返しながら制作していくなど、斬新なスタイルを持っています。

■目次
第1セクション 問題
第1章 リスク
第2章 開発のエピソード
第3章 ソフトウェア開発の経済学
第4章 4つの変数
第5章 変更のコスト
第6章 運転の取得
第7章 4つの価値
第8章 基本原則
第9章 基本に戻る

第2セクション 解決策
第10章 概略
第11章 各実践がどのように機能するか
第12章 管理戦略
第13章 ファシリティ戦略
第14章 ビジネス上と技術上の責任を分ける
第15章 計画戦略
第16章 開発戦略
第17章 設計戦略
第18章 テスト戦略

第3セクション XPを実装する
第19章 XPを採用する
第20章 XPを改良する
第21章 理想的なXPプロジェクトのライフサイクル
第22章 人の役割
第23章 20-80ルール
第24章 XPを難しくするもの
第25章 XPを試すべきでないとき
第26章 現場でのXP
第27章 結論
解説付き参考文献

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紙の本

あくまで人間的なソフトウェア開発手法論

2000/12/25 19:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小澤 芳生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 書名からは新しいコンピュータ言語の紹介本なのかと誤解してしまいそうだが、副題にある通り本書はソフトウェア開発の手法(方法論)についての解説本である。いや、むしろ啓蒙書と言ったほうがいいであろう。その適用範囲は多岐にわたり、開発時における人間の心模様や物理的な机の配置にまで及んでいる。もしこの方法論を忠実に導入できるのであれば、ソフトウェア開発における障害(バグ)についての世間の諦めムードを完全に払拭できるであろう。

 ソフトウェアの開発に携わる人間は、全員がバグのない良いものを作ろうとしていることは言うまでもない。しかし問題は常に発生する。本書はそういった問題を開発プロセスの問題として捉え、そのプロセスをうまく動かす手法を「eXtreme Programming(XP)」と名付けている。
 方法論というとちょっと難解に思えるが、なにも難しいことを要求してはいない。たった12の実践を徹底的に行うだけである。しかもこれらの実践はどれもシンプルなものばかりである。例えば「ペアプログラミング」という実践は文字通り二人一組でのコーディング作業で、会話を主体にマシンを二人で一台所有しながら一方がプログラムすると同時にもう一方がそれをよりよくしていく実践である。「共同所有」という実践もある。誰が書いたコードでも、いつでもなんの断りもなしに手を加えることが可能で、担当者しかわからないといったリスクを防ぎ、知識をチームに広めることができる。もちろん「テスト」の実践も存在する。XPのテストはコーディングより先に書くべきものであり、常にコードと一体である。
 これら12の実践は「コーディング」「テスト」「ヒアリング」「設計」というソフトウェア開発の根本の活動を正しく実行するための提言であり、各実践は相互作用することで補完しあい相乗効果を生み出し「Extreme(究極)」の開発方法を構成している。ただし本書はマニュアル本というわけではないので、実践の詳細な手順が記載されているわけではない。12の実践は何故大事なのか? 何故有効なのか? そういった疑問を開発に携わる人間の感情をふまえて説明することに重きを置いている。
 XPにはルール、価値、原則があり、なにか障害にぶつかったときはいつもこれに照らし合わせてその解決方法を導き出すそうである。ルール、原則はたいがい予想がつくが、XPの「価値」とはなんであろうか? それは「コミュニケーション」「シンプル」「フィードバック」そしてこれを究極に実践するための「勇気」の4つだそうだ。なるほど「勇気」は確かに無くてはならない大事なものかもしれない。なにしろXPを導入するということは、正しいことを様々な困難に立ち向かいながら「究極」に実践することなのだから。

 もちろんXPは万能ではない。本書後半で述べられているが、開発によっては向き不向きがある。XPを導入すればなんでもかんでも全てうまくいくと言うわけではなさそうだ。
 プログラマはもちろんマネージャやユーザ(顧客)も含めて、XPの目指すところは少なからず耳に痛い部分を含んでいるであろう。だがソフトウェア開発に携わる人間ならXPを導入するか、しないかに関わらず本書には目を通す価値があるだろう。

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2005/06/07 13:28

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2011/08/18 00:26

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2011/10/16 14:20

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2014/09/24 10:01

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2018/10/23 09:44

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