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紙の本
構図のとらえ方に力点を置き,色彩との心理的な関係を,写真やチャートなど実例を駆使して追究
2001/02/23 00:15
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投稿者:郡山 千里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『色彩シリーズ』の6冊目。色と形,配色と構図,イメージづくりと造形心理の3章に「素材感のもたらす機能とイメージ」を付属資料としてまとめてある。筆者が長年取り組んで来た色彩心理学の成果を生かし,自ら撮影した写真をはじめとする多数の実例を駆使して提示される。
「色彩」と「かたち」の心理的な関係を追究した本書は,特に構図のとらえ方に力点が置かれている。葛飾北斎の造形的役割に割かれた所では,美術史上の名作を鑑賞する際に役立つ造形心理的な方法を紹介する。デザイン,服飾,インテリアなどアートを目指す人に向けられたシリーズの中の1冊ではあるが,マーケティングや企画に携わるビジネスマンにも参考になる指摘が多い。一般読者にも,形と色の関わりについて改めて気づかされることが多い。
筆者が独自に行ったチャート分析例も盛り込まれて読者の理解を助けている。他方,B6判と小型な本書の限界からか,やや難解な入門書に止まったことも否めない。
(C) ブッククレビュー社 2000
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