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電子書籍
名前の妙
2020/08/09 21:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ファサード」を外面と訳して、人の名前にしているけれど、なかなか言い得て妙だ。
実は、このタイトルを初めて目にした時から気になっていたのだが、読むには迷いが有った。それというのも、「ファサード」という言葉を、建築用語として認識していたからだ。それも、宗教に関連の建築なのだ。
ただ、意味するところは、正面に当たる部分を言うとされていたので、この話を推察して、拙い話かなと……。
だが、思い切って読んでみて良かった。
パラレルワールドの要素に、人間の関わりの悲しみ、優しさ、思いが籠められ、時空を移動する者の立場など、複雑に絡み合いながら、人の愚かさも語られていて、読みごたえのある話だったからだ。
その表に立つ人物が「ファサード」とは、面白い。
電子書籍
初めての電子書籍です
2020/08/05 13:27
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投稿者:sasayan163 - この投稿者のレビュー一覧を見る
引越しのどさくさでもっていた本が
何処かにいってしまったので
完結したのをファサードも初めから買い直ししています
紙の本が注文出来なかったものだけ電子版を購入しました
読んだ当初、一人の中に何人もいてどうなってるんだろう
時空を駆けられるけどいつ移動するか分からないなんて!
とびっくりした覚えがあります
ウルフフェイスやツインの羽、表紙絵の美しい絵柄が大好きです
ウルフフェイスの性格や話し方がとても好きですよ
悲しいお話にも少しの光明があってとても素敵なお話だと思います
たくさんの人に読んでほしいなと思います
電子書籍
感動したい人にお勧めです。
2020/08/03 13:15
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投稿者:透子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
懐かしさに手を伸ばしました。
先生の作品が大好きで新刊チェックを欠かさずにいたものです。
このファサード中でも最初のこのトキオの話はシリーズを通しても一番好きな話です。
こうして読み返してみるとこの頃のファサードは男らしさが(後々に比べると)前面に出ていて、こんな感じだったかと感慨深いものがありましたw
が、ストーリー自体は改めて読んでも泣けてきます。
感動したい人にお勧めです。
紙の本
胸のイタくなるような切なさ…
2002/07/02 06:06
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投稿者:風鈴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファサード−外面−
ウルフフェイス、ツイン、プロフェッサーなど
複数の人格(意識体)を併せもつ彼は
記憶をもたず、どこから来たのか、何の為に存在するのかも判らぬまま
現在、過去、未来、そして次元をも越えてさ迷い続ける。
核戦争後の東京
荒廃した世界
出会った少年・トキオとの友情が
彼自身に、宿命と現実をつきつける…。
デビュー作「幻惑の摩天楼」の頃より
その画力、ストーリー性に惹かれ続け、
氏のライフワーク、代表作ともいえる「ファサード」シリーズ。
激お勧めです。
長短はありますが
各ストーリーとも読みきり形式なのでご安心
(最近は数巻に跨ったお話が多いようです)。
中でも、第1巻に収録されている最初のストーリー
「EPISODE.1 その瞳なす空色の」は傑作。
読み逃すには惜しい逸作です。
今尚、雑誌「ウィングス」(新書館)に不定期連載中。
この巻だけでも、
篠原氏の描く「ファサード」ワールド。
浸ってください。
(おまけ)
実は有名声優陣を起用してドラマCD化もされており、
残念ながら現在は廃盤。
もしオークションなどで見かけたら
ぜひお財布と相談して聴いてみてください。
損はさせません。
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